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注目の新顔と今年の傾向

一方、今年新たにランクインしたのは、コーセーの小林兄弟。一昨年10月より化粧品が免税対象になってから、訪日外国人による化粧品の購買額が大幅に伸び、今年の新顔としてランキングに名前を連ねた。

また、新規参入組には、生活者の価値観が変化する中、うまく消費者ニーズを捉えられたところの躍進が目立った。消費者の節約志向をとらえ、多様なニーズに応えたコスモス薬品の宇野正晃。地域に根ざした地場商品を中心に、価値訴求型で顧客からの支持を得たスーパーマーケット、イズミの山西泰明である。

その他、クックパッドの佐野陽光、建設・住宅の飯田グループホールディングスの飯田和美も初めてランクインしたメンバーだ。クックパッドはいうまでもなく、いま最も躍進目覚ましい企業のひとつだが、料理レシピのコミュニティウェブサイト事業の堅調さもさることながら、国内外での積極的なM&Aの実施も評価され、上場来、クックパッドの株価は美しい右肩上がりの線を描いてきた。2015年に形成した高台を再び越えていくことができるのか、今後が注目される。

ここ1-2年のランキングの傾向として、一時期ブームであった、いわゆるITなどの新進気鋭の若手起業家とは一線を画す、熟練した経営者が顔を並べているということが挙げられる。彼らの才腕たる、経営の原理原則を知り、世界に向けてビジョンを掲げる力、そして不断の努力でやり遂げる実行力が、いまこそ問われているのかもしれない。

下記URLから、日本長者番付の全てのランキングが閲覧可能。
http://forbesjapan.com/japanrich/

編集 = 谷本有香

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