オーガニックジュース流行の生みの親
アニー・ローレス (28) / SUJA JUICE共同創業者
ローレスは今、3億ドルの価値をもつブランドの頂点に君臨している。アメリカ農務省が食育のために製作した「食のピラミッド」から着想して、2012年に「Suja Juice(スージャジュース)」を共同創業した。遺伝子組み換え果実や化学添加物不使用の高級オーガニックジュースは、人気も売り上げも急上昇で15年の売り上げは7,000万ドルと予想された。
大手企業の評価も高く、8月にはコカ・コーラが9,000万ドルで株式の30%を、その後ゴールドマン・サックスが6,000万ドルで20%を取得した。潤沢な資金をもとに生産量をアップさせ、市場拡大を狙う。というのも、ローレスは時代の変化を感じているからだ。
ローレスはこう語る。「みんな、自分が口にしているものと肥満や病気とのつながりに気づきはじめました。どうしたら様々な素材の栄養価を高めながら簡単に摂取することができるかを考えているのです」。ここ5年間で生ジュースづくりの爆発的な流行の理由もそこにあるという。