強い男のふりはやめた方がよい――米の心理学者が忠告

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1. 助けを求めることを拒否する

同僚に相談したり、専門家にアドバイスを求めたりすることは、自分の弱さをみせることではない。助けが必要なのだと認められることは、強さを示すことだ。

すべてのことに対する答えを持っていない、あるいは自分一人ではできないことがあると認めることには、大変な勇気がいる。だが、医師をはじめとする誰かの助言、知識、支援があれば、問題を改善することができるはずだ。

2. 痛みを否定する

例えば、ひどい腰痛や、うつに悩んでいたとする。それを隠す必要などない。無視を決め込んでも、不快なことが消えてなくなることはないのだ。

身体的にでも、精神的にでも、何かに苦しんでいると誰かに伝えることは、恥ずかしいことはない。痛みを認めさえすれば、その解消に向けて計画を立てられるようになる。

3. 自分は無敵だと信じ込む

強いふりをすることが、「俺は無敵だ」と言ってのけるような別人格を作り上げてしまう場合もある。だが、自分や身近な人たちに対し、自分には悪いことなど起こり得ないと思い込ませようとしても、何の助けにもならない。

実際には、絶対に病気にならないというほど強い人などいない。問題を無視する期間が長くなればなるほど、治療は難しくなる。

自戒することが重要

強いふりをやめ、防御の姿勢を少し緩めることを、恐れてはならない。そうすることで、生活の質を高めることができるだろう。さらには、寿命を延ばすこともできるかもしれない。

編集 = 木内涼子

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