YouTube再生回数にみる「グッチ」への大いなる期待

GUCCIのキャンペーンビジュアル


新世代の騎手、アレッサンドロ・ミケーレとは?

ファッション業界におけるクリエイティブ・ディレクターとは、デザインはもちろんのこと、マーケティング、ビジュアルコントロールなど、ブランドに関するすべての業務を統括するものをいう。2015年1月この大役に就任したのが、10年以上同ブランドに携わってきたアレッサンドロ・ミケーレだ。

これまでの常識では、他社で実績を残した経験者を呼ぶことが多かったが、「グッチ」は、内部昇格という決断を下す。それは、一時的な売上だけを目的とするのではなく、長期にわたってブランディングをしていくという確固たる決意を表したものである。ミケーレが手がける「新生グッチ」の世界観は、いまもっとも注目される存在となっている。

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アレッサンドロ・ミケーレ◎ローマ出身。2002年、トム・フォードに才能を見出され「グッチ」のデザインオフィスに入社。06年からレザーグッズのデザイン・ディレクターを努め、アクセサリーなどを担当。15年1月よりクリエイティブ・ディレクターに就任。

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編集=Forbes JAPAN 編集部

この記事は 「Forbes JAPAN No.21 2016年4月号(2016/02/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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