フェイスブックの中国進出 「アリババの支援で実現」説が浮上

フェイスブックCEOのマーク・ザッカ―バーグ (Frederic Legrand - COMEO / Shutterstock.com)


アリババの支援を受けて中国進出を画策

一方でWeChatの月間アクティブユーザーは約7億人で、ほとんどが中国人だ。WeChatはオンライン決済、タクシー配車、インターネット金融、O2O取引など幅広い付加価値サービスを展開しており、これに対抗するのは極めて困難だとの見方が多い。

コンサル会社Analysys International(易観国際)のリサーチディレクター龐億明(パン・イーミン)は「フェイスブックはローカライズを進める必要がある」と指摘した。

フェイスブックには現地パートナーも必要かもしれない。ザッカーバーグはパネルディスカッションの場で、ジャック・マーに「オキュラスリフトの中国での販売を手伝ってくれるか」と尋ねた際、マーは快諾した。

ザッカーバーグとマーはお互いをパートナーとみなしている。フェイスブックはアリババに中国消費者との橋渡しを望み、アリババは自社のショッピングサイトにインターナショナルブランドを呼び込むためにフェイスブックを必要としているからだ。

編集=上田裕資

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