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フェイスブックCEOのマーク・ザッカ―バーグ (Frederic Legrand - COMEO / Shutterstock.com)

フェイスブックのマーク・ザッカ―バーグCEOは今月中旬、大気汚染が深刻な北京を訪問中、マスクなしでジョギングして注目を浴びた。そのような宣伝行為をもってしても、中国はフェイスブックにとって難しいマーケットだ。ローカルのSNSやメッセージアプリが浸透している国で、フェイスブックが入るすき間はない。

フェイスブックは2009年以降、中国本土でブロックされている。コンサル会社iiMedia Research社の張毅(ジャン・イー)CEOは「ザッカーバーグが中国の指導者層と交流を深めている今こそ再参入のチャンスだ」と語る。張毅はフェイスブックがウーバーやリンクトインのように中国のオペレーション部隊を独立させて、規制の多いマーケットに参入するのではないかとみている。

中国政府とも折衝中のザッカーバーグ

ザッカーバーグは中国政府幹部や海外の要人、そしてアリババのジャック・マーやウーバーのトラビス・カラニック、シャオミ(小米)のレイ・ジュン(雷軍)と共に、北京で開かれた政府主催のフォーラム、中国開発会議(China Development Forum)に出席した。

ザッカーバーグはそこで、中国共産党序列5位の劉雲山(リウ・ユンシャン)と同席した。新華社通信によると、劉雲山は「フェイスブックには、中国企業と経験を共有し、各国の人々がインターネットの発展の恩恵を受けられるよう協力してほしい」と述べ、ザッカーバーグは「サイバースペースでよりよい世界を構築するために中国の仲間と連携する」と応じたという。

劉雲山との会談が、フェイスブックに成果をもたらしたかどうかは分からない。しかし、フェイスブックが中国で解禁されたとしても、ユーザーを取り込めるかは疑問だ。中国版フェイスブックとも言えるレンレンワン(人人網)は、テンセント(騰訊)のWeChatのにユーザーを奪われ失速した。ニューヨーク証券取引所に上場する人人網の時価総額は2011年のIPO時に比べて70%以上も下がっている。

フェイスブックが2014年に190億ドル(約2兆1600億円)で買収したWhatsAppは中国で使用可能だが、マーケットシェアの獲得には苦戦し、さらに厳しい競争に直面している。WhatsAppは国別のユーザー数は公表していないが、世界で月間9億人以上のアクティブユーザーがいる。

編集=上田裕資

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