1位には19年連続でニューヨーク・ヤンキースが入り、評価額は34億ドル(約3,836億円)。昨年は調整後の金額で5億1,600万ドル(約582億円)を売り上げた。
MLBの評価額の高まりは主に放映権料の高騰に起因している。ヒューストン・アストロズは昨シーズンの新たなケーブル契約獲得で、評価額を38%上昇させ11億ドルをつけた。カージナルスやアリゾナ・ダイヤモンドバックスも新規のケーブル契約で、それぞれ14%と10%、評価額を伸ばしている。
また、シカゴ・カブスは2019年のシーズン終了後に独自のネットワーク立ち上げを計画しており、評価額が22%上昇。22億ドルとなった。
フォーブスは各球団の価値を多岐に渡る収益(株式や負債を含む)から算定し、球団が新球場を建設する場合などは調整を加えている。企業価値の算定にあたっては、チケット収入やメディア収益、マーチャンダイジングの売上、MLBから支払われるライセンス収入、サッカーやコンサート等で得られるスタジアム使用料等の売上をもとに、試算を行った。
下記に上位10チームの名前と企業価値を掲載する(括弧内の数字は昨年の年間売上)。
1. ニューヨーク・ヤンキース:34億ドル(5億1,600万ドル)
2. ロサンゼルス・ドジャース:25億ドル(4億3,800万ドル)
3. ボストン・レッドソックス:23億ドル(3億9,800万ドル)
4. サンフランシスコ・ジャイアンツ:22億5,000万ドル(4億900万ドル)
5. シカゴ・カブス:22億ドル(3億4,000万ドル)
6. ニューヨーク・メッツ:16億5,000万ドル(3億1,300万ドル)
7. セントルイス・カージナルス:16億ドル(3億ドル)
8. ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム:13億4,000万ドル(3億1,200万ドル)
9. ワシントン・ナショナルズ:13億ドル(2億9,300万ドル)
10. フィラデルフィア・フィリーズ:12億3,500万ドル(2億6,300万ドル)