ビジネス

2016.03.25

車の購入手続きをネットで完了、米ロードスターが新サービス開始

Lisa S. / shutterstock


ロードスターのルディ・トゥン最高執行責任者(COO)によると、同社のサイトはディーラーの店舗に出向く時間を節約したい消費者のためにつくられたもの。「誰とも一切話をすることなく、購入手続きを完了させることができる」「誰とも話したがらないミレニアル世代には、評価してもらえるだろう」という。

質問があれば、サイト上に用意された「パーソナル・コンシェルジュ」に尋ねればよい。購入前に試乗したいと考える人も多いが、これについて同COOは、試乗と購入を異なる経験として区別することが重要だと指摘する。「試乗した直後に購入を決定するのではなく、一度落ち着いて、現実的に考えることが必要だ」。

異なるブランドの車を取り扱う複数のディーラーと提携している同社のサイトでは、消費者が必要とする特徴に絞って販売中の車を検索し、最も手頃な価格の車を提示することができる。価格はメーカーの希望小売価格よりも、平均で3,688ドル(約41万円)安くなるという。

サービスの利用料金は295ドル。ディーラーはロードスターに対し、取引価格の1.25%を支払う。下取り取引が成立した場合にも、同社には一定の料金が支払われる。

同社がサービスを提供するのは現在のところ、カリフォルニア州内のみ。取りそろえている車も、供給量が多い人気の色やトリムに限定している。特別な希望がある場合には、コンシェルジュ機能を使用した方がよいだろう。

編集 = 木内涼子

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