NPOが支援する人たちは、最高のサービスを受けるに値する人たちだ。組織側がそのように考え方を変えれば、自らにも最高の人材が必要なのだということを自覚するはずだ。だが、NPOはどうすれば、そうした人材を採用することができるだろうか。6つのアイデアを紹介する。
考え方を変える
利益を追求する一般の企業と同水準の給与を支払えないから、最高の人材を雇う資格がないと考えているなら、そう思い込んで行動することによって、その結果を招いている可能性が高い。
応募者がどの程度の給与を望んでいるか分からないのに、履歴書を見ただけで「この人はきっと低賃金では働かないだろうと」思って選考から外していないだろうか。そして、非常に良く働いてくれる人ではなく、問題はない程度に働く人を採用することになっているのだ。
目的をもって採用する
目的は「流通させる」ことができるものだ。ミレニアル世代をはじめとする若い労働者たちは、仕事が重要な意味を持つような人生を築きたいと考えている。おしゃれなオフィスや高収入よりも、違いを生み出せる仕事を喜んで選ぶという人も大勢いるはずだ。
しかし、そうした人たちの全員が、自分自身で理想の仕事を見つけ出し、実際に就職ができるわけではない。そこで、NPOのリーダーたちが行動を起こす必要が出てくる。
リーダーたちは組織の目的が常に優先され、最重要視されていることを確実にすると共に、職員たちが自分の仕事について、目的に直結していると思えるよう支援する必要がある。