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世界37カ国、700万人が愛読する経済誌の日本版

Viorel Sima / Shutterstock

40~50年前なら新入社員や職員は誰でも、周囲を見回し、新しい職場ではどのように物事が進むのかを把握し、それに慣れようと努めたものだ。かつては存在するのが普通だった「上るべき昇進の階段」があれば、その階段について理解し、上り始めるための方法を学ぼうとしたものなのだ。

また、昇進する人にはどのような資質や業績が求められるのかに注意を払い、自分にもそれらが備わっていることを示そうとしたものだ。そして常に自らに対し、「自分自身のために、この階段を上りたいのか?」と問いかけた。なぜなら当時は、企業は従業員たちの昇進を助けようとするものだったからだ。

だが、最近では物事の先を見通すのが難しい。昇進ならすべてがその人のキャリアにとって良いものとは限らないのだ。重要なポジションだが魅力のある仕事ではなく、他に誰も引き受けてくれないことが理由で、「昇進」の形で任される仕事もある。

仕事の内容や負うことになる責任に見合った報酬が提供されない場合もある。さらに、昇進後に直属となる上司が、弱い物いじめをするタイプだったり、その職務自体が適切な配慮を欠いたまま設けられたもので、自分自身の生活を保てないようなものだったりする場合も考えられる。

そこで私たちは、昇進を打診されても断るべきケースを、あらかじめ認識しておく必要がある。それに該当するのが、以下の10項目だ。

• 新しい仕事にまったく関心を持てない

• 新たに上司になる人が嫌いだ

• 給与が職務内容や負うべき責任の重さに見合わない

• 受け入れ難い程度の制約がある、または興味を持てない分野に集中する必要がある

• 前向きな展望を持てない

• 新しい職場環境が好きになれない

• 昇進すれば、「政治的に」危険な社内の問題から逃れられなくなる

• 忌まわしい過去がある──このポジションに就いた人たちは皆、その後すぐに退社するか、解雇されている

• 突然降ってわいた話である(誰でもよさそうな印象を受ける)

• 直観的に「何かがおかしいと感じる」

辞退を申し出るときには、再考を促されることに備えておく必要がある。なかには「受け入れないなら辞めろ」という考え方だったり、従業員の拒否は裏切りだと考えたりする企業もある。

新しいポジションについて何か疑問な点があれば、まずは上司に尋ね、きちんと回答を得ることだ。そして、それでも断りたいという気持ちが確かならば(できれば直接、面と向かって)、非常に光栄な話だと思っていることを伝えた上で、辞退を申し出るべきだ。他のポジションへの昇進を望むなら、それも伝えておくべきだろう。

あなたのキャリアは、あなた自身のものだ。望まない昇進を受け入れなければならない責任はない。少しばかりの昇給があったとしても、嫌な仕事に耐えることの、十分な見返りにはならないだろう。

編集 = 木内涼子

 

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