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Photo by Mike Coppola/Getty Images for Lyft

ウーバーの競合として知られる配車アプリのリフト(Lyft)とゼネラルモーターズ(GM)は、リフトで働くドライバー向けに短期のレンタカーサービスを開始する。GMは今年1月、リフトに5億ドルを出資している。「エクスプレス・ドライブ」と名付けられたこの新サービスはまずシカゴでスタートし、その後エリアを拡大する予定だ。

エクスプレス・ドライブを利用すると、リフトのドライバーはGM車製のSUVを最長8週間レンタルできる。費用は保険・メンテナンス料込みで1週間当たり99ドル。基本料金に加えて1マイル毎に20セントがかかるが、配車の件数が多いほど料金は下がる。例えば、配車が週40回に達するとリフトがマイル毎のコストを負担し、週65回以上では基本料金の99ドルもリフトが負担するため、ドライバーは実質的に無料で車両を借りることができるのだ。

打倒ウーバーを目指し、ドライバーを囲い込む

リフトの狙いは、ドライバーを自社のプラットフォームに囲い込み、ウーバーとのかけもちをさせないことだ。同社によると、シカゴでリフトのドライバー職に応募した者のうち、6万人が車が古すぎるなど、必要な条件を満たしていなかった。リフトはデンバーとラスベガスでHertzと同様の取り組みを進めており、ウーバーとEnterpriseも全米6都市で似た仕組みを展開中だ。

ただし、ここで注目したいのは提携の相手が107年の歴史を誇る自動車メーカーGMだということだ。“自動車業界の巨人”が創業わずか4年のリフトと提携した背景には、台頭するライドシェアリングや自動走行車に対する対応への焦りがある。一方、リフトにとってGMとの提携は、ウーバーを追随する上で大きな追い風だ。両社の長期的なゴールは、GMの自律走行車をリフトの配車サービスに導入することだが、短期的にはリフトのサービスを普及させる必要があるため、今回のサービスをローンチした形だ。

「この新プログラムは、将来的にオンデマンド型自動運転車のネットワークを共同で構築するための重要なインフラになる」とGMでアーバン・モビリティの責任者を務めるジュリア・スタインは話す。

レンタカーの管理やメンテナンスは、GMのカー・シェアリングサービス「Maven」が担う。また、今回のパートナーシップでは、GMとリフトとの間にレベニューシェアは発生しないという。


編集=上田裕資

 

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