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難関コースとしても有名なスコットランドのミュアフィールド

ゴルフ発祥の地スコットランドには、ゴルフというスポーツを生み、育んできたという強烈な自負がいまも息づき、あらゆるレベルのプレーヤーに対する尊敬と友情が、スコットランド人のベースになっている。その心意気と伝統を象徴するのが、ミュアフィールドの佇まいだ。

「The Honourable Company of Edinburgh Golfers」、1892年の初開催から2013年まで、ほぼ7年ごとに16度、全英オープンを開催している名門中の名門、ミュアフィールドの正式名称である。

リンクスでのゴルフの醍醐味を限られた日程のなかで満喫しようと思ったら、予約の順番が最も大事だと言われている。ゴルファー憧れのミュアフィールドは、ビジターの受け入れを火曜日と木曜日に限定しており、プレーできる日は、1年先まで常に予約で満杯だ。幸運にも予約が取れたら、その前後に他のリンクスでのプレー日を設定せよ、というのが先人たちの教えである。

私たちは、2010年7月1日にミュアフィールドの予約が取れた。そしてそこを中心にリンクス巡りの日程を組んだ。といっても、予約を取ったり、地図を睨みながらツアー計画を組むのを趣味とするわれらが先輩加茂太郎さんにいつも通り任せっぱなしではあるのだが。

ミュアフィールドは、メンバーになるのが米国のオーガスタと並び、世界でも最も難しいと言われている。その正式名称が示す通り、メンバーはスコットランドの名士で固められており、イングランド人は申請書を出しても何年も待たされるという具合である。ちなみにメンバー数はわずか680人、メンバーになるためには25人の推薦状が必要ということであり、何とも狭き門である。

この閉鎖的ともいうべき倶楽部の運営方針は、その創設に由来する。この倶楽部の正式名称は直訳すれば「エジンバラのゴルファーたちの神聖な同志の集まり」となるが、1744年、世界最古のゴルフ倶楽部という組織体(ゴルフ場ではない)として、当時、社会の重要なポジションを占めていたフリーメーソンによって設立された。実際、ミュアフィールドのシンボルマークはフリーメーソンの儀式に由来している。


フリーメイソンの儀式をモチーフにしたロゴマーク。

倶楽部発足から24年目、1768年に建築されたクラブハウスの定礎の儀式で、礎石を打ち込んだのは、主役のクラブキャプテンではなく、スコットランドのフリーメーソンのグランドマスターだったウイリアム・セント・クレアオブロスリンという人物だった。

その祖先はウイリアム征服王とともに1066年にノルマンディーからやってきたというのが通説である。彼はフリーメーソン流に3回槌を打ち込んだが、その姿がミュアフィールドのロゴになっていることは格別なことである。

小泉泰郎 = 文

 

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