セコイア・キャピタル等から巨額の資金を調達
崑崙は12月に、DST Globalとセコイア・キャピタル・チャイナから3億ドル(約338億円)を調達した、企業評価額10億ドル(1,120億円)以上の物流会社「大達物流」にも早くから投資してきた。ジョウは資金を、成長が約束されている業界に投じるよう努め、「ゲームがヒットするかを予測するのは難しい。ゲーム会社は利益率が高い分野に投資するべきだ」と語った。
崑崙はIPOで14億元(約242億円)を調達し、今年は銀行貸し出しや私募債発行で37億元(約640億円)を確保している。
リスクを自覚しながらも、ジョウは止まろうとしない。彼はオペラの買収作業を今年中に完了したら2017年はEコマース部門を立ち上げると語った。今年1月にはまだ製品をリリースしていない米国の人工知能企業Wooboに80万ドル(約9,000万円)出資し、20%の株式を取得した。
「失敗は想定しているのか」との質問に彼は肩をすくめてうなずいた。
「最初のベンチャー火神も失敗したが、そこから学んだ。失敗は企業運営上のコストに過ぎない。恐れる必要はない」