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テクノからチャート、その他の音楽業界に関する執筆を担当。

ジョージ・マーティン(写真左)Jean-Paul Aussenard / Getty Images

3月9日、ビートルズの数々のヒット曲をプロデュースしたジョージ・マーティンの死去が伝えられた。「5人目のビートルズ」と呼ばれた彼がポップミュージックの歴史に残した業績は計り知れない。

彼以上にナンバーワンヒットを世に送り出したプロデューサーは他に誰もいない。長年にわたるその輝かしいキャリアにおいて、彼がプロデュースした23もの楽曲がビルボードのホット100で第1位となった。

ここで注目したいのは、1位を獲得した楽曲のほとんどがビートルズの楽曲だが、他のアーティストと発表した曲でも1位になっている点だ。23曲中19曲がビートルズだが、その後ソロ活動を始めたポール・マッカートニーやロック・バンドのアメリカ、エルトン・ジョンと制作した曲も第1位に輝いた。

ちなみに、アメリカでナンバーワンを獲得したビートルズの楽曲の中で、唯一ジョージ・マーティン以外がプロデュースしたのは、フィル・スペクターが制作した『The Long and Winding Road』のみだ。この曲のレコーディングは当初、マーティンの指揮下で進んでいたが、発売されたのはフィル・スペクターがオーケストラやコーラスの音源を付け加え、再制作したバージョンだった。

ビートルズの解散後、ジョージ・マーティンはポール・マッカートニーとマイケル・ジャクソンの『Say Say Say』、マッカートニーとスティービー・ワンダーの『Ebony and Ivory』、そしてアメリカの『Sister Golden Hair』をプロデュースし、すべて1位に送り込んだ。また、エルトン・ジョンが1997年にダイアナ妃が亡くなったのを受け再制作した『キャンドル・イン・ザ・ウィンド~ダイアナ元英皇太子妃に捧ぐ』は、彼の最後のナンバーワンヒット曲となった。

「二人目のマーティン」も記録を更新中

23曲ものナンバーワンヒットを世に送り出したプロデューサーはジョージ・マーティンだけだが、それに続く記録を持つのが現在45歳のスウェーデンの音楽プロデューサー、マックス・マーティンだ。昨年、彼が手がけたテイラー・スウィフトの『Bad Blood』がビルボードで第1位を獲得し、彼にとって通算20曲目のナンバーワンヒットとなった。

今のところ、20曲以上のシングルをアメリカでナンバーワンヒット曲に仕立て上げた人物は、この2人のマーティンだけだ。その功績は間違いなく驚嘆に値する。

編集=上田裕資

 

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