PicsArtの製品担当バイスプレジデントを務めるアルガム・ダハチュニアン(Argam DerHartunian)は、初心者でも難なく使えるシンプルさと、豊かな画像編集機能を兼ね備えたアプリ作りを追求していくと話す。
「インスタインマイハンド」が日本の10代にも人気
PicsArtで作成した画像の多くがインスタグラムで共有されているため、新規ユーザーの多くはインスタグラム経由でPicsArtのことを知り、アプリをダウンロードしているという。4億人が利用するインスタグラムに対し、PicsArtは加工した画像を他のSNSでシェアする機能を提供し、差別化を図っている。
日本でも「インスタインマイハンド」と呼ばれる、インスタグラムの画面を手の中に収めたような画像を作成し、シェアすることが10代を中心に密かなブームになりつつある。
「我々のゴールは全ての人がクリエイティブになれる場を作ることだ。スキルに関わらず誰でも画像を作成し、仲間と共同で作業し、共有できるツールを提供していきたい」とダハチュニアンは言う。具体策として、エフェクトやぼかしの種類を充実させることや、初心者でもすぐ使えるように編集ツールの操作性を改善することなどを挙げている。
また、現状では他人の画像を見るよりも自分で作成するユーザーの方が圧倒的に多いが、今後はキュレーション機能を向上して好みの作者を発見しやすくすることを狙っている。アプリのホームスクリーンには「本日のインスピレーション」や「今週登録したユーザーの作品」などと分類された画像が大量に掲載されている。