今回、最も幸福感を得られる職種だと判定されたのは、「採用担当」。米国での平均年収は、5万6,715ドル(約642万円)だ。キャリア・ブリスのハイディ・ゴレッジCEOは、「他の人のために最適な仕事を見つける採用担当者は、幸せな環境で働いているといえる」と説明している。現在のところ、「専門職やエンジニアの採用は好調で、採用担当者たちは競争が激しいなかでも、やりがいのある環境で仕事をしている。給与も高い水準だ」という。
ランキングの2位はフルスタックデベロッパーで、次いで3位はリサーチ・アシスタント。4位以下は、主にテクノロジー分野の科学・テクノロジー・エンジニア・数学(STEM)関連の職種が占めた。
一方、「最も幸福感を得られない仕事」は業種もさまざまで、給与も低水準だった。ワースト1位は営業の管理職。
ゴレッジは、「営業の管理職は、競争の激しい環境とチームの管理という仕事のバランスを取らなければならないことが多い」「営業の管理職に対して企業側が肯定的な姿勢をみせ、やりがいを感じさせるような環境を整える配慮をしなければ、多くは“燃え尽きて”しまうだろう」と指摘している。
CareerBlissは給与に加え、上司や同僚との関係、職場環境、仕事に関する専門的なリソース、成長の機会、日常の業務、社風と評判、従業員が通常の業務をどれだけ自身で管理できるかに関する従事者らの考え方について、評価を実施した。ランキングの作成にあたっては、調査期間中に20人以上から回答を得られた職種のみを対象とした。