審査を申請した企業はまず、エシスフィアが倫理指数(Ethics Quotient)による評価の基とする180項目の質問に回答する。
エシスフィアはこの回答に加え、審査に必要なその他の情報を受け取ると、独自調査や企業幹部への聞き取りを行うほか、財務報告書やインターネット上で公開されている報告書、報道の内容を確認。また、アナリストらが各社の評判や訴訟の有無、倫理的行動に関する過去の実績などについて分析を行う。最終的な結果には、これらの結果のほか、各社の業種や事業規模、所在地その他の要因も反映される。
今年のリストで最も注目すべき点は、審査の開始以来、受賞し続けている企業が引き続きリストに入ったということだ。花王のほか、これらの企業にはアフラック(米、保険)やフルーア(米、エンジニアリング・設計)、GE(米、コングロマリット)、ミリケン&カンパニー(米、工業)、スターバックス(米、飲食店)、UPS(米、物流)などが含まれている。