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春の日差しが楽しめる軽量トレンチコート。職人たちの手により完璧に仕立てられたコートは、ベルトを結ぶことによって、より凛とした面持ちとなる。裏地には、伝統の「バーバリー・チェック」が縫い合わされ、静かな存在感を放っている。トレンチコート230,000円(バーバリー・ジャパン TEL 0066-33-812819)photograph by Junji Hirose (Perle) | hair by hiro TSUKUI (Perle) | make-up by Yoboon (Coccina)

トレンチコートの前身「タイロッケン」開発の年 137years ago
「バーバリー」のトレンチコートは、世界平和を象徴する素敵なアイテムだった!

1914年6月に勃発した人類史上初の世界大戦(第一次世界大戦)は、複雑な同盟、対立関係にあったヨーロッパ列強国の紛争に端を発したものだ。

のちに日本、アメリカも参戦することとなるこの戦争は、当初「クリスマスまでには帰れる」と楽観視されていたが、機関銃の弾幕を避けるために進められた「塹壕戦」が主流となり、戦いは長期化していくこととなる。

そんな折、英国陸軍省の依頼により、寒冷な欧州での戦いに対応するための軍用コートとして作られたのが「トレンチ(塹壕)コート」だ。1879年に開発された「タイロッケン」を改良したこのコートは、革新的なギャバジン生地を使い、将校たちを寒さや風雨から守る画期的な発明となった。

1945年、もうひとつの大戦(第二次世界大戦)が終結したのち、その機能性と快適な着心地から、多くの人々に愛用されるようになった「バーバリー」のトレンチコート。

今では、ここから「戦争」という言葉は連想されないほど、素敵なファッションアイテムとして世に認知されている。

数多くの工程を経て出来上がる至高の1着
「バーバリー」のトレンチコートは、英国北部に位置するウエストヨークシャー州キャッスルフォードの専門工場で生産されている。1着のトレンチコートを完成させるためには、約80にも及ぶ工程を経なければならない。なかでも1cmあたり100本以上の糸を織り合わせて作る密なツイル生地は、通気性を保ち、雨や水の浸透を防ぐためにも、より慎重な作業が求められる。

細かく繰り返される商品検査は、最終工程の段階でも、2回以上の目視による検査が行われる。現存するディテールは、かつて英国軍の実戦のために採用されたものばかり。将校の地位を表すエポーレットや発砲時の衝撃を和らげる胸もとのガンフラップは、たとえ“役に立つことがなくなった”今でも、トレンチコートには欠かせない重要なデザイン要素となっている。


もっとも熟練の技が求められるのが襟付け作業だ。裏地となるバーバリー・チェックを襟型に切り抜く。


首まわりにぴったりと沿うよう緩やかなカーブをつけるために、180以上のステッチで 手縫いされる。

編集 = Forbes JAPAN 編集部

 

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