ビジネス

2016.03.09

頼れる「社外オフィス」を持つメリットとは?

アカデミーヒルズ六本木ライブラリーを利用する岩本起代子(大手資産運用会社勤務)

近年のネット環境の急速な進化によって、在宅勤務も可能な時代が目前になった今、オフィスの外の自分好みのワーキングスペースで自由に働く人が現れ始めている。今回は、アカデミーヒルズ六本木ライブラリーを利用する二人に取材した。

社内の上下関係もしがらみもない、幅広い年代層の仲間と触れ合う機会を得る

リラックスした気持ちで自分を高めるための勉強の場としてこの場所を利用しているのが、大手資産運用会社に勤務する岩本起代子だ。

「仕事上で必要な資格を取得するためには勉強しなくてはならないのですが、自宅ではどうしても集中できないし、喫茶店では周囲が気になって長居できない。ここは楽に通えて、会費も高くなく、景色もいいし、商業施設もたくさんあるので、気に入っています」

同施設のコミュニティで英誌「エコノミスト」を読む会に参加し、仲間と議論しながら英語のブラッシュアップをするのが楽しいという。

「上下関係もしがらみもない幅広い年代層の人たちと触れ合えるのは私自身の励みにもなる」

楽しみながら、5年後10年後もバリバリ働ける自分づくりができるコワーキングスペース通いは岩本のバイタリティの源になっている。

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コミュニティで仲間と議論をしたあと、「二次会」に繰り出すにも便利でいいと岩本は笑う。長期スパンで身に付けたい自分のスキルアップの場として利用している。

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吉澤健太、佐藤哲郎、矢木隆一 =写真 吉田彩乃、鈴木裕也=文

この記事は 「Forbes JAPAN No.20 2016年3月号(2016/01/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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