そのビリオネアたちにまつわる12の事柄を紹介する。
1. 過去30年間に「世界一の富豪」の肩書を得たのはわずか5人。ウォーレン・バフェット、カルロス・スリム、堤義明、森泰吉郎、ビル・ゲイツの各氏だ。ゲイツは過去22年間に、首位を17回獲得している。
2. 最新の世界長者番付の上位500人が保有する資産の総額は、1810人のビリオネア全員が保有する総額の64%を占める。
3. 番付に名前が挙げられた人のうち40歳以下は66人で、過去最多となった。4年前の3倍、2010年の7倍の人数だ。また、これらの若いビリオネアたちのうち、自ら起業して富を築いたのは36人。この数も、過去最多記録だ。
4. 最年少で番付に入ったのは、19歳のアレクサンドラ・アンドリーセン。10代でビリオネアになった史上2番目の人物だ。たばこ製造で財を築き、その後に投資会社を創業したアンドリーセン家の富を相続する彼女の資産は、フォーブスの調査によれば12億ドル。姉のカタリーナ(20)は、2番目に若いビリオネアだ。
5. 今年初めてリストに名前を連ねた香港の周群飛(ジョウ・チュンフェイ)の資産は59億ドル。起業して富を築いた女性の中で最高額だ。2015年5月に上場を果たしたレンズ・テクノロジー(藍思科技)の社長を務め、同社株の88%を保有している。同社は携帯電話やタブレット向けのタッチスクリーンを製造。アップル、サムスンにも製品を供給している。