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テクノからチャート、その他の音楽業界に関する執筆を担当。

サム・スミス (Don Arnold / Getty Images)

2月28日、第88回アカデミー賞授賞式で、イギリスのシンガーソングライター、サム・スミスとジミー・ネイプスが共同で制作した『Writing’s on The Wall』が最優秀歌曲賞を受賞した。この曲がオスカーにふさわしいかどうかは意見が分かれるところだが、ひとつだけ完全に誤りだったのは、サムの授賞式での発言だ。

受賞スピーチの際、サムは「自分が受賞すれば、ゲイを公表している人物が初めてオスカーを手にすることになると、どこかで読んだ」と言及した。もしそれが本当だったら、確かに重要な出来事だ。しかし、サム・スミスはゲイとして初めてオスカーを手にした人物ではない。

ディズニー映画『美女と野獣』などで知られる作詞家、ハワード・アッシュマンは1990年にアカデミー賞を初受賞したが、彼も同性愛者であることを公言しており、その翌年にエイズで亡くなった。

ブロードウェイ・ミュージカルの巨匠スティーヴン・ソンドハイムも1991年、映画『ディック・トレイシー』の楽曲で歌曲賞を受賞している。彼がゲイであることも周知の事実だった。1995年には、ディズニー映画『ライオン・キング』の楽曲で、エルトン・ジョンが同じくアカデミー賞歌曲賞を受賞した。

また、男性ではないが同性愛を公表しているシンガーソングライター、メリッサ・エスリッジも、2007年に『I Need To Wake Up』で歌曲賞を受賞した。この曲はアル・ゴア元副大統領主演のドキュメンタリー映画『不都合な真実』で使用され、同映画は長編ドキュメンタリー映画賞に輝いた。

最優秀歌曲賞以外にも、ゲイを公表しながらオスカーを手にした男性は何人もいる。脚本家のビル・コンドン、アラン・ボール、ダスティン・ランス・ブラックなどがそうだ。サム・スミスの失言は少々見苦しい失敗だったが、授賞式の後、そのことを告げられると、サムは気に留めない様子で「2番目でもいいんだ、2は僕のラッキーナンバーだからね。順番は関係ないんだ」と報道陣に語った。

編集=上田裕資

 

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