「デニムの将来を再考する」、ファレルがG-Star共同オーナーに

ファレル・ウィリアムス / Tim Mosenfelder/Getty Images)

「ジースターロゥ(G-star RAW)の共同オーナーに就任した。このことを誇りに思う」──グラミー賞受賞歌手のファレル・ウィリアムスは先ごろ、インスタグラムでこう明らかにした。デザインにとどまらず、同社の事業戦略の立案や広告などのクリエイティブ制作にも関与していくという。

ウィリアムスは現在、自ら創設したストリートファッション・ブランド「ビリオネアボーイズクラブ」や「アイスクリーム」を手掛けている。

オランダのデニムブランド、ジースターとウィリアムスはこれまでも、共同で事業を行ってきた。2014年にはファレルが共同で創設したサステイナブル・ファブリック企業、「バイオニック・ヤーン」(Bionic Yarn)がジースターと共同で、持続可能なファッションに焦点を当てたプロジェクトを実施。ジースターによれば、今回のファレルの共同CEO就任も、主な目的は持続可能性の維持とイノベーションだ。

ジースターの最高マーケティング責任者は、「ファレルには、製品に関するアイデアを生み出し、持続可能性に関する新たなビジョンを描き、新たなブランド経験の提供の機会をつくり、当社の事業のあらゆる側面において、境界線をさらに押し広げていってもらいたい。それによって、我々は今後も革新的な企業であり続けたい」「デニムの将来を共に再考するために、当社にファレルを迎えることに、本当に胸を躍らせている」と述べている。
 
米国ファッション協議会(CFDA)が主催する「CFDAファッション賞」のファッションアイコン賞の受賞者でもあるウィリアムスは、数年前からモンクレールやルイ・ヴィトン、モワナ(MOYNAT)など、さまざまな高級ブランドと共同でプロジェクトを行ってきた。

編集=木内涼子

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