観光も楽しめる世界のマラソン大会、万里の長城を登るコースも

lzf / shutterstock


ナンタケット・ハーフマラソン (Nantucket Half Marathon)

開催日 10月9日

コースは約21キロ、参加者は400人以下という小規模な大会だが、何といっても開催地がナンタケット島だ。リストに挙げない訳にはいかない。東海岸で行われるハーフマラソンの中で最も景観が楽しめるコースのひとつであり、大西洋を眺めながら走ることができる。起伏はあるもののいずれも緩やかで、海抜0.9mを上回ることはない。美しいこの島の、さまざまな側面を見ることができるコースだ。

お勧めの宿泊先/ザ ホワイト エレファント、ザ ワウウィネット
街中に位置する4つ星のホワイト エレファントは、玉石が敷きつめられたメインストリートやブティック、レストランまで10分程度の距離にある。もっと静かに島を楽しみたいなら、同じく4つ星のワウウィネットへ。ナンタケット湾に面したロケーションで、コスカタコートゥー野生動物保護区にも近い。

ラスベガス・ロックンロールマラソン(Rock ‘n’ Roll Las Vegas Marathon)

開催日 11月13日
rr
Rock ‘n’ Roll Las Vegas Marathon, Photo Courtesy of Ryan Bethke

各地で開催されるその他のロックンロール・マラソンと同様、ラスベガス大通りを走り抜けるコースの途中では、生演奏の音楽が流れる。ロックバンド「Kiss」のトリビュートバンド「KISSアライブ」や、地元出身のハードロックバンド「Count’s 77」などのパフォーマンスが、ランナーたちの走りを応援してくれる。今のところその名は明かされていないが、今年もゴールでロックスターが、ランナーたちを出迎えてくれることになっている(昨年はキッド・ロックが登場)。

お勧めの宿泊先/ザ コスモポリタン・ラスベガス
生演奏もメダルも素晴らしいが、本当のご褒美はこのホテルへの滞在だ。ラスベガス大通りから数分の距離にある4つ星ホテルには、足の疲れに苦し人にも、空腹感でどうしようもない人にもぴったりの施設がそろっている(サハラスパ&ハマムと、 18店のレストランやバーなどがある)。

フレンチリビエラマラソン (French Riviera Marathon)

開催日 11月13日
french
French Riviera Marathon, Photo Courtesy of Azur Sport Organisation

風に揺れるヤシの木やうっすらと雪に覆われた山々など、息をのむような景色を背景に走りたいなら、ニースからカンヌまでを通り抜けるフレンチリビエラマラソンに参加しよう。ニースのアルベール1世庭園をスタートして、昔の面影を残す地中海沿岸の村を通り過ぎ、カンヌに向かう。ベルエポック時代の建築、「ホテル ネグレスコ」からゴールに近いボザール建築様式の「インターコンチネンタル カールトン カンヌ」までの風景は、さながらフランスの建築史を学ぶ旅のようだ。

お勧めの宿泊先/グランド ホテル デュ カップ フェラ フォーシーズンズ
フレンチリビエラには数多くのホテルがあるが、この魅惑的なホテルに勝るものはない。ニースとモンテカルロの中間に位置し、およそ7ヘクタールに及ぶ広大な庭園と大きな海水プール、スパなどが完備されている。


【Forbes Travel Guideの原文はこちら】
12 Top Marathons Worth Traveling For

編集 = 木内涼子

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事