各国で今春開催のマラソン大会、参加するなら急いで!

Schneider Electric Marathon de Paris / Photo Courtesy of JM Hervio

息をのむような美しい景色と生演奏の音楽など、走ること以外にもさまざまな楽しみがある世界各地のマラソン大会。その特徴とフォーブス・トラベルガイドお勧めの滞在先を、開催日程の順に紹介する。オリンピック陸上競技のメダリストと一緒に走ることはできなくても、きっと充実した旅を満喫できるはずだ。

ナパバレーマラソン (Kaiser Permanente Napa Valley Marathon)

開催日 3月6日

ナパバレーといえばワイン目当ての観光が定番。だが、このマラソン大会は風光明媚なこの地方を訪れる、ワイン以外の大きな目的になるはずだ。ワイナリーが点在するシルバラードトレイルを走るコースは、セントヘレナとヨントヴィルを通り抜け、ゴールのナパを目指す。

スタートから最初の10kmほどにわたって続くブドウ畑に囲まれた辺りにはゆるやかな起伏があるものの、コースの大半は平地か下り坂。海抜は最も高い地点で114m、ゴール地点で24mだ。

お勧めの宿泊先/オーベルジュリゾート カリストガ・ランチ
レースのスタート地点、カリストガにある4つ星ホテル。フルマラソンを走りきったらホテルに戻り、温泉のあるスパ施設へ。レース後の疲労回復を助けてくれるだろう。

パリマラソン (Schneider Electric Marathon de Paris)

開催日 4月3日

世界最大規模のこのマラソン大会には、毎年6万人近くが参加する。凱旋門をスタートし、シャンゼリゼ通りを抜けてセーヌ川沿いを走り、ルーブル美術館やバスティーユ広場、ノートルダム大聖堂、エッフェル塔をはじめとする光の都パリの名所をめぐるコースだ。

大会前日には、5kmを走ってゴールのエッフェル塔を目指す初心者向けのブレックファストランも行われる。

お勧めの宿泊先ル ロイヤル モルソー ラッフルズ パリ
マラソンのスタート地点から徒歩およそ5分の便利な場所に位置する大邸宅のようなこのホテルで、エネルギーを充電しよう。「イル カルパッチョ」は、パリで最高のイタリアンレストランのひとつだ。

ローママラソン (Maratona di Roma)

開催日 4月10日

コロッセオやチルコ・マッシモなど、ローマの象徴的な場所で体を極限に追い込むことには、何か不思議な魅力があるのだろう。そう考える以外に、2015年の大会に総勢1万1,000人、5kmを走るもうひとつのレースに5万人以上が参加した理由を説明する方法がない。

第22回大会が行われる今年はカトリック教会の「いつくしみの特別聖年」でもあり、市内では11月まで、さまざまな記念行事が開催されている。無事にゴールした走者には、「カトリック特別聖年 2016年」と刻印されたメダルが与えられる。

お勧めの宿泊先パルコ デイ プリンチピ グランドホテル&スパ
レース前の炭水化物の補給でも、レース後のトレーニングにも最適なのが、このホテルだ。

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編集 = 木内涼子

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