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2016.02.12

イノベーションを起こす人材を獲得するために、効果的な革新的採用手法とは?

Kiselev Andrey Valerevich / shutterstock


一昔前は、既存の組織体系を前提とし、生産性を上げるには、強烈なリーダーシップが重要だと考える経営者が多かったことがわかる。それに対して、「これからの理想の経営者に求められる資質」のアンケートとなると、以下のような回答が上位を占めた。

1位 イノベーションの気概……34.1%
2位 変化への柔軟性……26.5%
3位 本質を見抜く力……22.9%
4位 ビジョンを掲げる力……19.3%
5位 過去からの脱却……12.1%

未来の社会に思いを馳せ、過去の常識に縛られることなく、柔軟な発想で組織の形成を目指そうとする経営者が増えていることが伺える。

時代の潮流を読み、多様化するニーズに応え、景気に左右されることなく企業を成長へと導くためには、目まぐるしく変わる環境への対応力が必要だ。つまり、経営者もミレニアル世代も、これからの事業活動では、目先の利益を追求するリーダーではなく、社会の動向を注視し、企業が向かうべき方向性を明確に示すリーダーが望ましいという点で一致しているのだ。

今後、戦略的なビジネスを展開していくうえで、経営者と従業員の関係は大きく変化していくかもしれない。いずれにせよ、企業の持続的な成長を可能にする条件のひとつとして、イノベーションを起こす個性、新規事業を実現させるための専門的なスキル、組織の硬直化を防ぐ異業種の視点など、“人の力”に、さらにプライオリティーが置かれるようになっていくことは間違いない。

経営者サイドは、今後、会社の主役となるミレニアル世代をどのように採用し、生かしていくか、ミレニアル世代は、自身のポテンシャルを十分に発揮できる職場環境をいかに手に入れるかが、課題となる。

実はこうした背景から、企業と人材を絶妙なマッチングで結びつける新たな採用手法、ダイレクト・リクルーティングが世界的に注目されている。ダイレクト・リクルーティングとは、企業が自ら人材を探し、交渉を経て、両者合意のうえで雇用契約を結ぶ手法。そして昨今、海外でその主流となっているのが、ソーシャルメディアだ。

たとえば、アメリカではフォーチュン100企業のうち、実に9割もの企業がビジネス特化型のSNS、Linkedlnを活用して、ユーザーである求職者へ直接アプローチを試みている。Linkedlnを活用すれば、ユーザーページに記載された経歴や経験・スキルなどが職務経歴書の役割を果たすうえに、ビジネスにおける交友関係も把握できるので、企業は求める人材を効率よくリクルートできるからだ。

日本でも、そうしたソーシャルメディアの活用に加え、人材マネジメント会社のデータベースを利用して、求職者をスカウトし、優秀な人材を確保する企業も出てきている。海外の人材の発掘には前述のLinkedlnを積極的に活用しつつ、国内ではビズリーチのデータベースを利用して、経営展開に沿った形で求める人材を獲得するなど、さまざまな採用方法を組み合わせることで採用活動を成功させているのだ。

ビズリーチでは、企業の戦略的採用を支援すべく、ヘッドハンターや人材紹介会社に公開していた人材データベースを、契約した企業も閲覧できるサービスを開始した。このことにより、企業が求める人材、たとえば、即戦力として期待できる幹部や幹部候補、高いポテンシャルをもつ若者などに、簡単にアプローチすることが可能となった。

拡大する経済のグローバル化、ITに代表される技術革新、多様な雇用形態の浸透など企業を取り巻く環境は劇的に変化している。リーダーに求められる資質の変化とともに、人事の採用のあり方も変わり始めているのだ。

今後、日本でも採用方法の主流となるであろうダイレクト・リクルーティング。まずはビズリーチのセミナーで成功事例を聞いてみてはいかがだろうか。

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編集=Forbes JAPAN 編集部

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