Pandraが身売りへ モルガン・スタンレーと共同で売却先選定

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音楽ストリーミングサービスのPandoraが、モルガン・スタンレーと協力して買い手を探しているとニューヨークタイムズ紙が報じた。ただし、予備交渉の段階であるため、売却が成立するかはまだわからない。この報道を受け11日、同社の株価は10%も上昇した。

同社はここ数年、ユーザー数の維持に苦戦していたほか、アーティストに支払うロイヤリティの高騰に直面していた。2年前の時価総額は70億ドル(約7,870億円)を上回っていたが、11日時点では株価下落の影響もあり19億ドル(約2,140億円)にまで下がっている。

Pandoraは同じようなストリーミングサービスのなかでは最多のユーザー数を誇っているが、SpotifyやApple Musicの追随に苦戦を強いられている。2015年末のPandoraのアクティブ・リスナー数が8,100万人だったのに対し、Spotifyは2015年6月時点でアクティブ・ユーザー数が7,500万人以上、有料会員は2,000万人だった。

Pandoraの広報担当者はこの件に関し、コメントを控えるとした。

編集=上田裕資

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