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2016.02.08 17:01

GoPro、最悪の決算 財務責任者の辞任を発表 

GoPro社のCEOニック・ウッドマン氏 / gettyimages

GoPro社のCEOニック・ウッドマン氏 / gettyimages

ウェアラブルカメラの米GoProの苦境がさらに鮮明になった。昨年発売したHero4 Sessionカメラの売上は思うように伸びず、先日の四半期決算は最悪の数字となった。暗澹たる業績見通しと共に、GoProは最高財務責任者(CFO)の辞任についても報告した。

GoProの売上高は4億3,660万ドル(約510億3,000万円)と、前年比31%の大幅減。アナリスト予想の4億9,600万ドル(約580億円)も大幅に下回った。

GoProは主力商品、Hero4 Sessionの価格を引き下げたが、年末のホリデーシーズンも売り上げは不調。更なる業績の悪化を受け、先月7%の人員削減を発表した。同社にはドローンやヴァーチャルリアリティー(VR)商品で巻き返しを図るとの期待もあるが、今回の決算報告を見る限り、それは遠い道のりだ。

GoProは今四半期の売上高を1億7,000万ドル前後と予測しているが、これはアナリストが業績回復の目安と示唆する2億9,800万ドルに到底及ばない。

会社の展望について、ニック・ウッドマンCEOは、ユーザーのストリーミングビデオを活かせるメディア企業になりたいとし、次のように述べた。「昨年後半、カメラの売上が伸び悩みました。この経験から、我社の製品の利用者が、撮影した動画をハードディスクに移して編集する作業を、より簡単にするソフトウェアの開発が必要だと認識しました」

また、同社は幹部の交代についても明らかにした。過去2年間、同社のCFOを務めたJack Lazar氏の後任として、昨年同社に加わったばかりの元クアルコムの幹部役員Brian McGee氏が、3月から同職位に就くという。

編集=上田裕資

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