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VIGE.CO / Shutterstock

ドリュー・リーゲル氏はマリファナ関連ビジネスで数千万円を稼ぎ出す。とはいっても、マリファナの栽培や製造には一切関わっていないし、誰一人として従業員も雇っていない。

その代わり、リーゲル氏は拡大するマリファナ産業の先行きを注意深く見守りながら、今後需要がありそうなドメイン名をピックアップし続々と買い占めていく。約1,000のドメイン名を所有し、運営するウェブサイトMarijuanaNames.org で企業や個人向けに販売している。リーゲル氏はさらに、いくつかのドメイン名をマリファナ関連のコンテンツを掲載する自分のウェブサイトに使用し、関連商品を売るホームページへリンクさせる。つまり、いわゆるアフィリエイトビジネスで成功報酬を得ているのだ。リーゲル氏の現在のお気に入りは marijuanabook.com、 marijuanagrowlight.com、 marijuanalawsuit.com などだ。

グーグルは大麻を宣伝または販売する広告や、関連するコンテンツに広告を掲載することを禁じている。そこで鍵になるのがホームページのアドレスだ。つまり、ユーザーがグーグルで検索したときに表示されるホームページの所在が、大麻関連ビジネスに携わる企業の命運を左右するほど重要性を帯びてくるのだ。「グーグルでは、マリファナに関するあらゆるもの―巻き紙やパイプなど一切のもの-について広告を購入ことができない」とリーゲル氏は語る。だからこそ、例えばユーザーが「マリファナ、電子タバコ」というキーワードを検索したときに、すぐに検索結果に表れる自社のホームページを持つことが不可欠だという。

リーゲル氏が所有する1,000のドメイン名のうち、80%はマリファナ関連だ。ドメイン名の相場は495ドル(約59,000円)から高額なものでは1万ドル以上(100万円)にまで上る。リーゲル氏は1年に約1.5万ドル(約180万円)をドメイン料として支払っている。また、他者の所有権を侵害するといったリスクを避けるため、商標登録されていないワードを購入しているという。連邦レベルではマリファナは違法であるということを理由に、連邦政府にホームページをシャットダウンされるリスクもある。それを最小限にするため、パナマへ出かけ連邦職員を接待する礼節も欠かせない。また、所有するドメイン名を、アフィリエイトビジネスを展開する同業他社へ売ることもあるという。

アフィリエイトを始めたい人へのアドバイスを聞かれると、次のように答えてくれた。「まずはニッチなビジネス領域を見つけ、短くて分かりやすいドメイン名を探しだす。そして5から15ページの誤りのない高品質のコンテンツを作成し、グーグルが定めるルールやアドバイスに沿って検索エンジンで上位に出てくるホームページを作成することだ」。さらに、アフィリエイト初心者は ”.com” に絞って購入することを薦めている。検索する際に、ほとんどの人が ”.com” を入力する傾向があるからだという。

リーゲル氏は、自身が運営する marijuanadetox.net や WeedFlowers.com などのホームページでは、特定のトピックに関する記事を書くようライターに発注することもあれば、自分でも執筆している。トピックはマリファナ吸飲者の危険運転に関わる問題からマリファナのリコールまで、様々なものが挙げられる。リーゲル氏によると、個人がアフィリエイトで成功する秘訣は、ホームページに人々の目を引くコンテンツを掲載し、頻繁に更新することだという。

2016年は、合法のマリファナビジネスにとって大きな転機になるとリーゲル氏は見込んでいる。娯楽用の大麻使用が更に多くの州で合法となる可能性や、税収入でのメリットが注目されつつあるからだ。娯楽用大麻が合法となっているコロラド州に暮らすリーゲル氏は次のように話した。「色々な州の議員がコロラド州に来てマリファナ専門店の様子を視察し、大した問題は起きていないと理解するんだ。それより議員たちは(マリファナ合法化による)税収入に興味深々だよ」

編集 = Forbes JAPAN 編集部

 

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