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KieferPix / shutterstock

腕時計には今、単に時刻を知らせる以上のさまざまな機能が求められている。インド最大の財閥、タタ・グループ傘下のタイタンが初の国産スマートウォッチの開発に乗り出したのはそのためだ。

同社が先ごろ発表した「ジャクスト」(JUXT)は、電話の着信のほか、メールの受信やソーシャルメディアで受け取ったメッセージも知らせてくれる。身につけておけば、ワッツアップ、ツイッター、リンクトインの通知をすべて、この腕時計一つで確認することが可能だ。また、テキストメッセージを読むことも、カレンダーでリマインダーをチェックすることもできる。さらに、健康意識の高い人はウエアラブル端末のフィットビットのように利用し、歩数計や活動レベルを毎日、または週単位、月単位で計測・管理することができる。

ジャクストは米ヒューレット・パッカード(HP)との共同で開発。グーグルのOS(基本ソフト)アンドロイドとアップルのiOSの一部を搭載したスマートフォンに対応する。価格は240~300ドル(約2万9,000~3万6,000円)で、ターゲット層は働く若い世代だ。

このほかジャクストは、時間帯の変更を自動で行う。充電時間は1時間30分、パワーリザーブは5日。タイプはチタンとステンレス、ローズゴールドの3つで、インド国内に約300店舗あるタイタンの「ワールド・オブ・タイタン」、「ヘリオス」(Helios)で販売する。また、タイタンのウェブサイトと同国のオンラインショップ、「ミントラ」(Myntra)でも注文を受け付けている。

競合他社との違いは?

ジャクストはアップルウォッチなど他社のスマートウォッチとどう違うのだろうか?価格の点でいえば、アップルウォッチは470ドルから、サムスンのGear S2は370ドル、モトローラのMoto 360は300ドルとなっている。

投資会社エーデルワイス(Edelweiss)のアナリストは、「タイタンは従来のアナログ型の腕時計にテクノロジーとスマートさ、接続性を付け加えたスマートウォッチだ」と説明。難点があるとすれば少し重いことだと指摘する一方で、流通の点でいえば、他社よりはるかに優れていると述べている。

タイタンは今後、HPのネットワークを通じて米国とカナダ、英国でもジャクストを販売する予定。


タイタンは4年連続「アジアの優良上場企業」入り

インド・バンガロールを拠点とするタイタンは、世界5位の腕時計メーカー。宝飾品やメガネ、バッグ、香水などをはじめとするライフスタイル製品を扱う同国最大の小売業者であり、2015年の売上高は19億ドル(約2,300億円)に上った。
2012年以降は毎年、フォーブスが選ぶアジア太平洋地域で最も顕著な業績をあげた企業のリスト、「アジアの優良上場企業50社(Asia’s Fab 50)」に名を連ねている。

編集 = 木内涼子

 

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