そこで今回は、近年中にオープンする5軒に注目。海洋生物をモチーフにした海辺のリゾートからドバイのド派手なホテルまで、従来のデザイン概念を無視した突飛な外観のホテルを紹介する。
1 : プランクトンリゾート!?(韓国、江陵)
最初に紹介するのは、2018年に韓国・平昌で開催される冬季オリンピックに合わせて建設中のリゾートホテル。ソウルに本社を置くPlanning Korea が手がける建築デザインは、プランクトンの生態系にヒントを得たという。
Gangneung Resort Hotel のイメージ ((c)Planning Korea)
数字の8を横に倒したような外観で、コンドミニアムとスイートの全946室を有する。部屋からは美しい海と山々がすっきりと見渡せ、ホテルから海へつながる小道とそれを包み込むような庭園、砂浜に隣接しLED照明がほどこされた豪華プールなど、細部にまでこだわった設計だ。また、敷地内には伝統的な建築様式の家、韓屋(ハノク)からなる村もつくられ、ショップやレストランが併設される。
Gangneung Resort Hotel のイメージ ((c)Planning Korea)
29,493平方メートルの敷地面積を誇り、オリンピック会場となるスタジアムから500メートルという立地条件のため、多数の大会関係者や観客の利用が見込まれるほか、様々なイベント会場としての利用も期待されている。