1月26日、オプラは同社のダイエットプログラムのおかげで26ポンド(約12キロ)の減量に成功したと述べ、その後ウェイト・ウォッチャーズ株は19%上昇した。同社の減量プログラムは、食事をポイントで管理し、定期的にグループミーティングに参加。ダイエット成功者の声を聞きながらモチベーションを維持し、減量に取り組むもの。
「私は(ダイエットには禁物だとされる)パンを毎日食べているわ。それがこのプログラムの素晴らしいところよ。体重は26ポンド減ったけど、私は本当に毎日パンを食べているの」と、オプラはツイッターに投稿したビデオで語った。
アメリカで知名度・好感度ともに抜群のオプラは、昨年10月、ウェイト・ウォッチャーズの株式を10%取得したと発表した。当局への報告書によれば、4,300万ドル(約51億円)相当の出資だ。彼女はまた、同社取締役会に参加し、アドバイザーも兼任している。
オプラ自身もウェイト・ウォッチャーズを利用しており、12月に同社のCMに出演した際にも株価は急上昇した。オプラが投資を決めたとき、ウェイト・ウォッチャーズは無料フィットネスアプリやウェアラブル端末の登場で苦境に立たされていた。
ウェイト・ウォッチャーズは長年に渡り、顧客獲得とイメージ戦略のために、ジェニファー・ハドソンやジェシカ・シンプソン、ジェニー・マッカーシーといったセレブを同社の顔に起用してきた。オプラもそのセレブの一人だ。
ウェイト・ウォッチャーズの株価はこのところ苦戦気味だが、オプラ効果はまだ健在だ。彼女が投資を決めた10月に株価は90%以上跳ね上がり、1日にして7,000万ドル(約83億円)もの含み益を生んでいた。