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Nieuwland / shutterstock

ドットコム・ブームが沸き立っていた頃、アイスランド出身のアントレプレナー兼投資家のスクリ・モーゲンセンは数年間シリコンバレーに住み、そこでモバイル・メッセージング・プロバイダーのOz Communicationsを設立、2008年にノキアに数百万ドルで会社を売却した。そのモーゲンセンは現在は、アイスランドのLCC(格安航空会社)であるWow Airの創業者兼CEOを務めている。

Wow Airはつい先日、米西海岸から欧州主要都市まで199ドル(約23,300円)という低価格での運航を開始すると発表した。同社は2015年から、東海岸のボストン、ワシントン、トロント、モントリオールと欧州主要都市間の運航を行っている。すべてのフライトはアイスランドの首都レイキャビク経由となる。レイキャビクまでの航空運賃はなんと99ドルだ。復路の料金は、都市によっては400ドルという高めの設定となっているため、往復の合計価格は600ドル程度となる。

「当社は長距離便でのローコスト・モデルのパイオニアです」とモーゲンセン。「米国のサウスウエスト航空や欧州のライアンエアーなど、LCCの中には好調に利益を上げている企業もあるものの、ほとんどのLCCは地元密着で運営している。大西洋横断のフライトはどの会社も手を付けていません」とフォーブスのインタビューで語っている。ただ実際には、ライバル会社のノルウェー・エアシャトルが2013年から米国と欧州間の複数路線を低価格で運航している。

Wow Airは6月9日から、サンフランシスコーレイキャビク間に週5便を就航、6月15日にはロサンゼルスーレイキャビク間に週4便を就航する。レイキャビクからは、ロンドン、パリ、ベルリン、アムステルダムを含む欧州21都市を結んでいる。

表示価格は必要最低限なものであり、アイスランドもしくはヨーロッパに向かう乗客は、もう少し余計な出費があると考えておいた方が良い。たとえば、食事は別料金で、特定の座席や追加の荷物にも料金がかかる。モーゲンセンは、20%程度の追加料金を支払う旅客が多いだろうと考えているようで、すると欧州への片道運賃は240ドル程度ということになる。「使う分だけお支払いいただきます。何もいらないのであれば、追加料金はかかりません」

ライバルのノルウェー・エアシャトルについてモーゲンセンは、大手航空会社との価格競争をうまくやっていると評価しつつも、彼らが経由地とするオスロよりもレイキャビクの方がずっと便利だと主張する。

Wow Airは必ずしも、大手航空会社の旅客を奪うことにはならないかもしれない。「これまでの経験から推測するに、LCCはアイスランドや欧州への新規客を助長させるものです。東海岸からのフライトは平均90%以上の搭乗率を誇っています」とモーゲンセン。彼が「アイスランドで最も急成長中の企業なのです」と語るWow Airは創業2年目で黒字化、2016年の売上予想は3億ドル、航空会社トップクラスの利益率を確保できる見通しだ。

編集 = Forbes JAPAN 編集部

 

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