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Lukas Gojda / Shutterstock

農業法人のテラテックはこのほど、医療用大麻の調剤薬局「ブリューム・オークランド」で知られるカリフォルニア州オークランドのブラックオーク・ギャラリーとの合併を発表した。これにより、医療用大麻の栽培から販売までを一貫して手掛ける同国初の企業が誕生する。

テラテックは合併に伴い、向こう12カ月間にブリューム・オークランドに見込まれる売上高の1.5倍の金額をブリューム側に支払う。総額は約2,100万ドル (約25億円)を超える見通しだ。ただし、テラテック株主の利益保護を目的として、支払い額の80%はエスクローとし、同期間のブリュームの実際の売上高に応じて調整を行った上で、最終的な支払い額を確定することとした。そのため、総額は現在の見込みを上回る可能性もある。買収の完了は、今年3月末の予定だ。

ブリュームの登録患者数は4万2,000人を超え、1日当たり約1,000人に医療用マリファナを提供している。開業は2012年11月で、施設内で栽培から販売までを行っている。

テラテックのデレク・ピーターソンCEOは、「当社は医療用大麻の栽培から採取、ブランディング、販売までのすべての側面に関与する米国唯一の株式公開企業となった」と発表。「合併でキャッシュフロー改善が見込めるだけでなく、当社は新法の施行によって大麻を取り巻く環境が大きく変化するカリフォルニア州で、新たな規制環境から利益を得られるようになる」と述べた。

同州では新法により規制が強化されることから、市場から撤退する事業者が出るとみられている。また、嗜好(しこう)品としての大麻の使用は現在のところ合法化されていないものの、規制の緩和は時間の問題とみる向きが多い。大麻使用人口が多く、国内有数の市場になると見込まれている。

一方、ブリュームのサルワ・イブラヒム専務取締役は、主にネバダ州での営業許可の取得を目指して数年前からテラテックと協力関係を維持してきたが、これは幸運なことだったとコメント。嗜好品としてのマリファナが合法化された場合に誕生する市場においても、持続可能な成功を収めていきたいとの抱負を語った。

テラテック株は店頭取引市場(OTC)で取引されており、現在の株価は1ドル未満。株価はここ1年で1株当たり28セントから9セントへと65%下落している。OTCによれば、同社の今年1月8日時点での評価額は2,500万ドル。 MJICマリファナ・インデックスによると、米国市場に上場している大麻関連企業の業績は2015年、全般的に悪化しており、指数は最高値の207.16ポイントから67.41ポイントに下落した。

テラテックはウォルマートやクロ―ガーなどのスーパーマーケットで販売されている「エディブル・ガーデン」ブランドの葉物野菜やハーブで知られる。これらに用いる水耕栽培の農法は、医療用マリファナの栽培にも適したものだ。

テラテックのマイク・ナハス取締役は、「ネバダ州での長期的な戦略を構築する一方で、当社の株主に価値を提供することになる合併を近い将来に実現することは我々の目標の一つだった」「今回の合併に伴う支払いは、大半を株式譲渡によるものとする。また、支払い総額も今後のブリュームの業績によって確定することとした。ブリュームが売り上げに関するベンチマークを達成すれば、総売上高は175%増加する見通しだ。さらに、合併会社における当社の株式保有率は約60%増えることになる」と語った。

ネバダ州は2年前、医療用大麻の販売を認める法案を可決したが、店舗が営業を開始したのは最近のことだ。同州では今年11月、嗜好品としての大麻の合法化について住民投票が行われる予定で、テラテックは特に同州市場に注目している。

編集 = 木内涼子

 

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