ロサンゼルスでは超高級住宅地の3エリア(ベルエア、ビバリーヒルズ、ホルムビーヒルズ)が“プラチナトライアングル”と呼ばれているが、そのホルムビ―ヒルズの5エーカー(約2万平方メートル)の敷地に「PLAYBOY御殿」は建つ。
邸宅の広さは約2万平方フィート(約1,860平方メートル)。敷地内には29部屋の大邸宅とは別に、4ベッドルームのゲストハウスも有し、ロサンゼルス市から動物園としての認定も受けている。
この物件の最大の売りは、そのサイズと立地だ。屋敷そのものについては、ヘフナー氏の“恋人だった女性たち”が口を揃えて「古ぼけている」と言っている。元プレイメイトのイザベラ・セント・ジェームズ嬢は、自伝の中で次の様に書いている。
「屋敷の中のすべてが古くて腐りかけていたし、飼い犬のアーチ―が、毎日ホールのカーテンにマーキングするせいで、古びた家の臭いに犬のおしっこの強烈な臭いが加わって最悪だった」
男性誌『Playboy』の創刊者で御年89歳のヘフナー氏は、いまだに健在で、屋敷で仕事をしているという。今回物件を売りに出したのは、現状を維持しつつ仕事を続けるためだ。今回の売買では「ヘフナー氏も屋敷についてくる」と不動産仲介業者の代表は話した。ヘフナー氏は健在ではあるが、かなり衰えを見せていると伝えられている。
プレイボーイ・マンションで繰り広げられるパーティーは、プレイボーイ・グロットと呼ばれる人口洞窟プール&スパが呼び物だ。また、ケータリング用キッチン、ワインセラー、ホームシアター、ジム、テニスコート、プール、といった豪華設備も付属している。
「PLAYBOY御殿」に付けられたとてつもない売値は、全米の最高額物件の記録を塗り替えた。これまでで最も高額だった物件は、LAのビリオネア、ジェフ・グリーン氏の大邸宅で、当初は1億9,500万ドルだったが、その後1億4,900万ドルまで値を下げている。
「PLAYBOY御殿」の値段の高さは異常です、と米不動産評価コンサルタント会社ミラー・サミュエルのジョナサン・ミラー氏は述べている。