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製薬会社アクソヴァント・サイエンスのヴィヴェク・ラマスワミ創業者兼CEO/photograph by Jamel Toppin

現在、世界のアルツハイマー型認知症の患者数は4,860万人に上る。2050年、その数は3倍に膨れ上がると国際アルツハイマー病協会(ADI)は予測している。

激増する患者数と、医療コストに逼迫する社会—。悪夢のようなシナリオから世界を救うのは、意外にも“元投資家”かもしれない。

ヴィヴェク・ラマスワミ(29)は、バイオ医薬品会社アクソヴァント・サイエンスの創業者兼CEOとして他社が開発中止した薬品を買収し、自社や傘下企業で再開発している。その中には英製薬大手グラクソ・スミスクラインが手放したアルツハイマー型認知症治療薬「RVT-101」も含まれている。

ハーバード大学で生物学を学んだ彼はヘッジファンドに就職したものの、「投資したい薬が会社の事情により世に出ない」という製薬業界の現実に苦しんでいた。そこで、自らの投資と経営によって医薬品開発を進めたいと考えたのだ。「社会に有用な薬が見捨てられているのかもしれません。これは倫理的な問題でもあるのです」

ヴィヴェク・ラマスワミ◎製薬会社アクソヴァント・サイエンスの創業者兼CEO。最優秀の成績でハーバード大学を卒業後、ヘッジファンド会社「QVTフィナンシャル」のアナリストを経て現職。開発中止になった治療薬の買収や製薬会社のM&Aといった経営手法を通じて、迅速な薬品開発を目指している。目標は、「製薬業界のバークシャー・ハサウェイ」。

文=フォーブス ジャパン編集部

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