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ScandinavianStock / Shutterstock

2016年に転職するなら、サイバー・セキュリティ市場の求人をチェックしてみるとよい。2015年の750億ドル(約8兆8,000億円)から2020年には1,700億ドル(約20兆円)に、市場規模の急拡大が見込まれている売り手市場だからだ。

特に追いかけっこの才能がある方は、サイバー・セキュリティの仕事に適性があるかもしれない。基本的には善玉(サイバー・セキュリティのプロ)と悪玉(ハッカーなどのサイバー犯罪人)とが対決する仕事だからだ。善玉になる想定でいえば、年収は1千万円以上、安定性抜群で、いまなら出世もしやすいはずだ。

スタンフォード大学のジャーナリズム・プログラムが運営するPeninsula Pressが米労働統計局の2015年統計を分析したところ、アメリカではサイバー・セキュリティの求職者が209,000人以上不足している。求人の74%は過去5年間に生じたものだ。

Cisco社の調査では、世界的にはサイバー・セキュリティの求人は現在100万件もあるのだそうだ。世界最大のセキュリティ・ソフトウェアベンダーのSymantecのCEO、マイケル・ブラウン氏は、需要は今後高まるばかりで、2019年には世界での求人数が600万にまで跳ね上がり、150万人もの人手不足が予想されているのだという。

現在テクノロジー系の仕事をしている人なら、セキュリティ分野に移るだけで、給料が増えることになるだろう。Burning Glass Technologies社出版の『Job Market Intelligence: Cybersecurity Jobs 2015』によると、サイバー・セキュリティ職の給与は、他のIT職と比べ、平均して9%、年収ベースで6,500ドル(約76万円)も高い。

サイバー・セキュリティでのキャリアを念頭に、これからテクノロジー系の仕事を始めようと考えている人は、まずは情報セキュリティ・アナリストから始めることが多い。『U.S. News and World Report』誌の2015年のベストジョブ100ランキングでも、情報セキュリティ・アナリストは8位に入っている。2022年まで、この仕事の増加率は年平均36.5%が見込まれているという。情報セキュリティ・アナリストの多くは、コンピューター・サイエンス、プログラミング、もしくは工学の学士号を持っている。

労働統計局の最近の統計では、情報セキュリティ・アナリストの年収中央値は88,890ドル(約1,047万円)、平均学歴レベルは学士号だ。下位10%でも平均年収は50,300ドル(約592万円)、上位10%なら140,460ドル(約1,655万円)だ。

大学を出ていないという人でも、サイバー・セキュリティの仕事を諦めてしまう必要はない。大幅な人材不足のため、企業も政府機関も、採用には積極的だ。大学は出ていなくても、サイバー関連で何らかの研修でも受けていれば、仕事を確保できる可能性がある。Heimdal Security社がブログに、「知っておくべき50のサイバー・セキュリティを学べるオンライン授業」を掲載している。初心者向けのコースもたくさんある。

技術系の転職サイトDICE調べによる、ITセキュリティ職の年収トップ5は次の通りだ。

1 ソフトウェア・セキュリティ・エンジニア主任 $233,333(約2,749万円)
2 チーフ・セキュリティ・オフィサー $225,000(約2,651万円)
3 グローバル・インフォメーション・セキュリティ・ディレクター $200,000(約2,356万円)
4 チーフ・インフォメーション・セキュリティ・オフィサー $192,500(約2,268万円)
5 ディレクター・オブ・セキュリティ $178,333(約2,101万円)


編集=Forbes JAPAN編集部

 

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