海外での「丑三つ時」にあたる時間はといえば日の出前や日没後の薄明かりの時間帯である「twilight」がそれ。悪魔が活発になり悪いことが起きる時間を指す。
この時間帯を英語では「Witching hour」ともいうが、証券用語ではストックオプション精算が重なる日の引け目際の1時間を指すものでもある。
この時間帯は株価が乱高下する確率が高く、Forbes読者諸兄にとってはなじみのある言葉かと思われるが、やはり忌み言葉であることには変わりない。
十二支で24時間を表現するため、干支の一つ一つに対して2時間が当てはめられる。
さらに30分刻みで「一つ」「二つ」と表現される。
4つの満期日が重なる、四半期の各最終月、3月、6月、9月、12月の第3金曜日は、
「quadruple witching day」といわれ、株価の価格変動率が高くなる傾向も。
マーケットはご覧の通り大混乱。「魔女の時間」と例えるあたりには、どこかユーモアを感じる。