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“何を得るにしても、悟りを得よ。”

Chip Somodevilla / Getty Images

オバマ大統領にとって2016年は大変な年となりそうだ。テロ攻撃への対応に消極的な姿勢を見せたことで、人気は落ち込んだ。孤立は深まり、自らが思い描いていた世界の展望が崩れて苦しんでいる。しかし、オバマは過剰なプライドの高さと頑なな姿勢で、大胆な政策転換が出来ない。

たとえ今後、うわべだけでも政策転換を期待させようとも、従来と変わらないものを国民は見ることになる。著名な米国の歴史家、リチャード・ホフスタッターがかつて、ハーバート・フーバー大統領の大恐慌への対応について書いたことは、オバマ大統領の「イスラム国」(IS)対策についても当てはまる。

「1929年の大恐慌後のフーバー大統領の決断は、時間をかけたハラキリのようだった。
どんな大統領も世論のマジョリティーに逆らうことは出来ないのに、これ対するあから
さまな挑戦を行い、失策を重ねたとしてフーバーは長く語り継がれている」

フーバー大統領が自らそうありたいと望んだ以上に、オバマ大統領は弁舌にすぐれ、世渡りも上手だが、オバマ大統領の世界観は若い頃から変わっていない。

オバマの考えはこうだ。米国は邪悪な力を持っているが故に、その役割は小さいほど良い。
諸悪の根源は米国と欧州の植民地主義である。もし、われわれがイスラム教徒の野蛮人や、ロシアのプーチン大統領のような連中を放っておいても、彼らはいずれ正しい道を歩むだろう。そして、世界はより素晴らしい場所となり、誰もがバラク・オバマは天才だと認めることになるだろう。大統領就任直後に授けられたノーベル平和賞は確かに早すぎたかもしれないが、それは正当なものだった。

実際に起こっているのは、それとは全く逆のことだ。オバマが描く理想は血生臭い現実からますます遠ざかり、人々は次第にこの恐ろしい構造に気づきつつある。

来年の1月20日に新たな大統領が就任するまでに、死亡者数のカウントがどの程度に達するかを、筆者は心配せずに居られない。

(本稿著者のスティーブ・フォーブスは新著『Reviving America(米国の再生)』において、オバマケアの撤回を求め、連邦税法の改定や連邦制度準備委員会の改革で米国の希望と繁栄が取り戻せるとしている)

編集=加藤雅之

 

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