ゲーム業界、30歳以下の重要人物 ジョーダン・マロン(23)がトップに

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フォーブスは1月5日、「30アンダー30」リストを発表。各界で大きな変化を起こした30歳以下のリーダーたちを紹介しているが、本稿ではゲーム業界における最重要人物をご紹介する。

今回、ゲーム業界で最高の栄誉を与えられたのが23歳のジョーダン・マロンだ。彼はゲーマーとして有名になり、現在では自身でゲーム開発も行っている。マロンはゲームの実況プレイ動画をユーチューブに配信し始めた当初は、スターになることを目指していたわけではなかった。

「僕はコールオブデューティが上手くなりたいと思っていただけなんだ」とマロンは話すが、視聴者たちは彼のユーモアの虜になり、彼がサンドボックス型ゲーム「マインクラフト」で作った音楽PVなどの作品は驚異的な再生回数を記録した。趣味だったゲームで生計を立て始めてから4年で、マロンのハンドルネームである「CaptainSparklez」はゲーム業界で最もホットなブランドへと成長した。

マロンはユーチューブでは900万人近い登録者を獲得し、彼の約3000本の動画の再生回数は約20億回に達する。彼のもとには広告主からゲームの宣伝やスポンサー動画、関連商品の契約などの依頼がひっきりなしに入る。また、トイザらスでは彼のアクション人形が売られている。しかし、マロンにとって2015年の最大の成果は、彼が運営するゲーム開発スタジオのXREALが最初のタイトルであるモバイルゲームの「Fortress Fury」をリリースしたことだろう。このゲームはこれまでに200万回以上ダウンロードされている。

他にゲーム業界の「30アンダー30」入りを果たしたリーダーたちを紹介しよう。ネイト・ミッチェル(28歳)は、仮想現実(VR)企業オキュラス・リフトの共同創業者で製品担当の副社長だ。オキュラスは、2014年にフェイスブックによって20億ドルで買収されている。

リンダ・ウィンターズ(28歳)は、大人気のブロックゲーム「マインクラフト」を開発したゲーム会社Mojangでブランドディレクターを務めている。彼女は、ゲーム業界で最大のブランドであるマインクラフトのライセンスやコミュニティ・リレーションズ、イベントなどを担当している。

「Messhoff」の名で知られるマーク・エッセン(29歳)は、フリーランスとしてデザイナーやアーティストの仕事をしている。彼は1対1の対戦ゲーム「Nidhogg」のようなレトロなアーケードスタイルのゲームを開発している。

ナオミ・ラディジンスキー(29歳)はゲームスタジオのNix Hydraでチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めている。同社は560万ドルの資金調達を行い、ペット育成ゲームの「Egg Baby」のようなカラフルで女性向けのモバイルゲームを開発している。

編集=上田裕資

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