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消費経済:小売業とそれを改革する人々について執筆

Photo by Chesnot/Getty Images

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ウォルマートの前途に赤信号

世界最大の小売業者ウォルマートのCEO、ダグ・マクミロンが2015年10月、向こう2年間にもおよぶ厳しい収益見通しを発表したことで、ウォール街に衝撃が走った。

マクミロンCEOはeコマース技術への投資や、従業員最低時給の10ドルへの増額などの将来展望を描きだしてもいるのだが、その一方で企業時価が一日で200億ドルも急落するような事態も起きており、ウォルマートが今後どうなるかは先が読めない。

1988年以来最大となったあの株価急落については、投資家の過剰反応だったという見方もある。一方CEOのマクミロンにはその凶報を逆手にとって、アマゾンをはじめとするECサイトに対する競争力を強化する3年間の成長計画を発表するというしたたかさもある。

チポトレ・メキシカン・グリルの食中毒騒動

缶詰や冷凍食品は使わず、生産者直送の新鮮な食材にこだわってカルト的なまでの人気を集めているメキシコ料理のファストカジュアルレストラン「チポトレ」が、集団食中毒騒動に見舞われた。しかも3回も。11月初旬に報じられたワシントン州とオレゴン州での大腸菌検出に続いて、ボストンでのノロウィルス感染疑惑、そしてオクラホマ、カンザス、ノースダコタ各州での2度目の大腸菌検出だ。

そのあおりでチポトレは43店舗の営業をしばらく自粛することを強いられ、株価も年末にはここ19カ月での最安値を記録した。イノベーターとして賞賛を浴びてきた創業者たちも、ブリトーの信頼と安全を取り戻すために、調理の仕方から見直すことを約束しなければならなかった。

REIがブラックフライデー商戦に決別

アウトドアアパレル企業のREIはブラックフライデーに店を閉めると発表したことで、買い物客から(そしてもちろん、従業員からも!)賞賛された。ブラックフライデーはいまや一年で一番お店が賑わう日になったわけだが、その日にあえて店を閉め、#OptOutside(よそでどうぞ)というハッシュタグまで打ち出したREIの姿勢は、感謝祭の連休が商業主義に毒されつつあることへの痛烈な意思表明となっている。なにせいまや、ブラックフライデーのセールをその前日の感謝祭当日に始めるストアも少なくないのだから。

スターバックス、ホリデーカップへの批判にたじたじ?(いや、ほくほく顔?)

米スターバックスがクリスマスに向けた今年のホリデーシーズンに使用した赤いカップがとんだ批判を浴びた。雪の結晶やトナカイなどクリスマスを連想させる図柄がついていた例年のカップとは異なり、赤一色で濃淡がついただけというシンプルな今年のホリデーカップが、クリスマスをないがしろにし、キリスト教の伝統を否定するものだという批判の言葉が浴びせられたのだ。

ただ、フォーブスの同僚のKatie Solaが騒動の最中に指摘したように、ソーシャルメディアを賑わせたこのホリデーカップ論争は、マーケティングの観点からはスターバックスの勝利以外の何ものでもなかった。「スタバの株価はあまり変動していないし、ホリデーカップを非難する人たちもスタバに行くことをやめてはいないから」だ。

スター・ウォーズ、玩具店の棚(いや、それ以外のあらゆる場所も)を占領

玩具その他のタイアップ商品で今年一番の大売れタイトルは、疑問の余地なく『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』だ。食料雑貨店から百貨店にいたるまで、あらゆる小売店の棚にはスター・ウォーズ関連商品が並ぶ事態となった。この新作が公開された2015年末からの1年間で、関連商品が50億ドルの商機をもたらすと予測するアナリストたちもいる。主役のレイが女の子で、そのアクションフィギュアがいずれ売り出されるかもしれないことを考えれば、その金額はさらに大きくなるかもしれない。

編集 = Forbes JAPAN 編集部

 

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