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小渕優子は大臣室で横田響子に会うと、「ウェブ飲み会?私も参加できるじゃん!」と喜んだ。子育てをしながらビジネスを始める女性たち。その姿を語る横田に、大臣は身を乗り出した!

 小渕優子が経済産業大臣を辞任する前、大臣室に10人の女性起業家を招いたことがあった。政府が女性の起業を支援しようという取り組みの中で、いま頼りにするのが、横田響子だ。横田の仕事を一言で説明するなら、“ビジネス界の世話焼き姉さん”だろう。彼女は女性経営者を支援する「コラボラボ」を設立し、「女性社長.net」を運営。上場企業から小さな個人商店に至るまで、全国に広がる会員1,500名の女性経営者たちのネットワークの中心にいる。女性起業の現状を、横田はこう言う。
「特にここ5年ほどは、管理職としてのビジネスマネジメント経験がある女性の起業が増えました。男女雇用機会均等法1期生にあたる40 代後半の女性ですね」

 また、最近DeNAに自社を売却して同社の執行役員になった村田マリのように、ステップアップするシリアルアントレプレナーも増加中だという。「小さな会社を売り、中学校の民間出身校長となった女性もいて、これは違う世界でその経験やアイデアを発揮する例です。経営者として成功しキャリアを積むだけでなく、それまでの経験を別の分野で生かし、企業としてのサービスは次に受け継がれていく形です。これも最近の変化のひとつでしょうか」第一線で働く女性の共通の悩みは、ビジネスと家庭生活との両立だ。さらに経営者としての「孤独感」も ある、と横田は言う。

「そんななか、グーグルハングアウトというツールを使い、ウェブ飲みと称した飲み会ネットワークがあるんです。家にいながら、子どもが走り回っているなかで、みんなで乾杯するんですよ(笑)。遠方にいても、経営者同士の悩みや情報交換ができる。『家庭があるから外に出られず、コミュニケーションがはかれない』のではなく、うまくツールを探し、使いこなす。工夫して時間を有効に使えるのも、女性ならではかもしれません」

 これまでは女性起業家同士の「縁結び」が主だった が、今後は大企業とのマッチングにも力を入れていく。
「女性ならではの商品開発やアイデアがありますし、大手化粧品メーカーとの事業開発や社内活性施策の成功例など、いくつか結果も出てきています。どの企業にどの女性起業家のアイデアが加われば“スパイス”となって生きるのか。企業のニーズを聞いて、どうコラボできるか、まさにラボ(研究)している最中なんです」

 横田は、2012年から内閣府・男女共同参画連携会 議委員も務める。11年にはAPEC WES(女性と経済サミット)にも参加し、イノベーター賞を受賞した。「前例をつくってくれた女性たちをこれからも全力で応援して、その後に続く女性たちに、花開いてほしいんです」 横田自身も、女性起業家のひとりだが、彼女は首を横に振ってこう笑った。
「いえいえ、私は女性社長たちの“パシリ”なんですよ!」(全文掲載)

佐藤祥子

 

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