日本からはテニスの錦織圭選手が2014年にリスト入りを果たし、過去に合計で3名が選出されているが、今年その栄誉に輝いた日本人は米バンク・オブ・アメリカでヴァイスプレジデントを務める神戸悠太氏(29)。インベストバンカーとして数多くのIPO案件を手がけ、直近では米ファースト・データやFitBit、Match Groupなどの上場に関わった功績を評価された。神戸氏は東京のインターナショナルスクールを卒業後、米ノートルダム大学でファイナンスを専攻した後、金融業界に進んだ。
神戸悠太氏 / coutesy of Bank of America Merrill Lynch
神戸氏の高校時代の後輩でニューヨーク在住のイラストレーター、@Jonkobonkoさんによると神戸氏は「学生時代から生徒会長として活躍し、常にリーダーシップをふるう存在だった。このような国際的なリストに選ばれて、とても誇りに思います」とのこと。
フォーブスは今回のリストの選出にあたり、まず1万5000人の候補者を選出。20分野のそれぞれで、各人の業績が社会に与えるインパクトや、創造性、関わる事業やプロジェクトのスケーラビリティを考慮に入れて絞り込みを行った。
「30アンダー30」にはエンターテインメント業界の若手たちも選出されている。映画界からは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で“フォイ”役を務めたジョン・ボイエガ(23)。NBAからはステフィン・カリー(27)。ユーチューバー界からは「マインクラフト」の実況動画で知られるジョーダン・マロン。ファッションモデル業界からは“特大サイズのモデル”として有名なアシュリー・グラハムがリスト入りを果たした。
ビジネス分野ではベンチャー・キャピタルRevolution Venturesの最年少の女性パートナーであるクララ・シーグ(29)。超小型衛星を用いた気象予報を行うSpire Global社の創設者、Jeroen Cappaert(27)。1本約9ドルのオーガニック飲料をホールフーズ・マーケット等で販売して好評の、Suja社の女性CEO、アニー・ローレス(28)らが選ばれた。
フォーブス「30アンダー30」フルリストはこちらのリンクから閲覧可能。