アメリカの4大通信キャリアとしてはAT&T、ベライゾン、スプリント、 T-Mobileが挙げられる。ディズニーワールドで3日間にわたって各事業者のシグナル強度と、アップロードとダウンロードの成功率を調べたところ、スプリントのパフォーマンスが最も劣るという結果が出た。
この調査はグローバル・ワイヤレス・ソリューションズ(GWS)が実施したもの。フロリダ州オーランドのディズニーワールドの実地調査では、AT&T のサービスが最も優れており、次いでベライゾン、T-モバイル、スプリントという順位になった。
GWSの調査チームは、ディズニーワールドの敷地内約80ヶ所で、3日間で25,000件のテストを行った。インスタグラムに画像をアップロードする、ネットフリックスで動画をストリーミングするなど、様々な状況設定のもとにテストが行われた。
ソーシャルメディアへの動画アップロード試験を行うため、調査チームは2メガの動画ファイルの転送速度を4大キャリアでテスト。また、動画のストリーミングをシミュレーションするために、20メガバイトのファイルをダウンロードした。
その結果、AT&T とベライゾンは他の2社に大きく差を開け、優れた通信品質を記録した。しかし、AT&T が首位に立ったのは特に驚きではない。AT&Tは、ディズニーワールドの公式ワイヤレス・スポンサーなのだ。シグナル強度に関する調査では、AT&T とベライゾンの2社が群を抜いていたが、「特定の地点ではシグナルが弱かった」という点も、GWS社は報告している。
マジックキングダムでセルフィーが投稿できるかどうかについては、「試してみるしか無い」というのが現状だ。ディズニーワールド内全体の通信キャリアのカバー率は平均90%だが、マジックキングダムにおけるテスト成功率は54.7%という結果だった。