サスティナブルな自動車社会を駆け抜ける歓び BMW i3 & i8

ジャケット270,000円、シャツ74,000円、タイ23,000円、パンツ92,000円、シューズ69,000円、サングラス62,000円(すべてBottega Veneta/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン 0120-60-1966)

Bayerische Motoren Werke(=バイエルン・エンジン製造所)を社名とし、ミュンヘン本社はシリンダーの形をしている。そんな自他ともに認める“エンジン屋”のBMWが電気モーターで走るクルマを作る! というだけでもセンセーショナルだ。加えて、新たに電動モビリティだけのサブ・ブランド「i」を立ち上げ、「まったく新しい、持続可能なクルマ作りをする」と宣言したのだ。

開発、生産、営業部門までのトータルで持続可能性を見据えてクルマのあり方を考えた結果、既視感のない次世代車が生み出された。第1弾の「i3」は、EV(電気自動車)と“レンジエクステンダー”と呼ばれるPHEV(プラグインハイブリッド電気自動車)の2本立てだった。翌年に送り出されたフラッグシップの「i8」は、跳ね上げ式のドアが透明ではなくなった以外は、モーターショーで発表されたままの未来的な姿で量産化された。

さらに、“コネクテッド・ドライブ”なる最新テレマチックシステムを搭載し、クルマとドライバー、周辺環境までをつなぐことで、様々なITサービスを車載で活用できる。スマホやスマートウォッチと連動したり、便利な機能をBMWコネクテッド・ドライブ・ストアで追加購入する機能も備わる。

設計の仕方も、従来の手法とは一線を画している。従来のシャシーにあたる部分を「ドライブ・モジュール」と呼び、アルミ製のフレームに電気モーターや電池といった動力部分を収める。人間が乗る空間を包み込む空間は「ライフ・モジュール」と呼ばれており、アルミより30%も軽いCFRP(炭素繊維強化プラスティック)で作られている。BMWがすごいのは、ここからだ。カーボン繊維の製造工程で大量の電力が必要となると、自然エネルギー100%の工場まで新設してしまった。

当然、次世代車でも、BMWの最大の売りである“駆け抜ける歓び”は健在だ。クルマを作る時のエネルギーの持続可能性まで考え、“駆け抜ける歓び”には一切の妥協がない。それが、BMWにとっての持続可能な自動車社会なのだ。

bmw
コート675,000円、セーター117,000円、パンツ98,000円、サングラス54,000円、バッグ415,000円、サンダル参考商品 (すべてBottega Veneta/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン 0120-60-1966)

■ i3
駆動形式:リアモーター後輪駆動
全長:4,010mm
全幅:1,775mm
全高:1,550mm
電気モーター:最高出力125kW 容量21.8kWh
車体価格:¥4,990,000〜(税込み)

■ i8
駆動形式:ミッドエンジン後輪駆動+前輪モーター駆動
総排気量:1,499cc
全長:4,690mm
全幅:1,940mm
全高:1,300mm
電気モーター:最高出力96kW 容量7.1kWh
車体価格:¥19,660,000(税込み)

問い合わせ:BMW カスタマー・インタラクション・センター 0120-269-437

編集=Yumi Kawabata 文=Tsuzumi Aoyama

この記事は 「Forbes JAPAN No.19 2016年2月号(2015/12/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事