米国時間10月27日、ドナルド・トランプ大統領はトゥルース・ソーシャルへの投稿で、「関連するすべての文書」や「その他あらゆるもの」において、「人工知能(AI、Artificial Intelligence)」という呼称の使用を近く禁止すると表明した。トランプはこの言葉を自身が好む「スーパー・インテリジェンス(SI、Super Intelligence)」へ置き換える動きを強めている。
トランプはこの投稿で、なぜウォール・ストリート・ジャーナルがSIではなく、「非常に不正確な名称」であるAIという言葉を使い続けているのかと疑問を呈した。
トランプは今年9月、連邦政府の各省庁や機関に対してSIという呼称を使うよう命じる大統領令に署名しており、今月初めの投稿ではAIという言葉を使う者を「敵だ!」と呼んでいた。
さらに27日の投稿では、AIの代わりにSIという言葉を「他の誰もがすでに使っているか、まもなく使うようになる」と主張した。実際に連邦政府機関や政府のデータベースではSIが使われており、イーロン・マスクも「SpaceXAI」の名称を「SpaceXSI」に変更する意向を示している。しかし、米国の主要メディアは現在もAIを使用しており、AP通信の報道スタイルガイド『APスタイルブック』でもAIが正式な用語として記載されている。
トランプはこの投稿で、具体的にどうやって使用を禁止するのかを明らかにしていない。そもそも大統領には、一般市民や民間企業、メディアが特定の言葉を使うことを法的に禁じる権限はない。



