米国時間10月27日に銀価格が年初来安値を更新した。2025年11月以来初めて53ドルを割り込み、金と銀の価格差が拡大し続けている。その要因の1つとして、米連邦準備制度理事会(FRB)による政策金利の決定が迫っていることが挙げられる。
銀価格は27日早朝に約3%下落して約11カ月ぶりの安値となる52.71ドルをつけた後、米東部夏時間午前9時30分の時点では53.82ドルまでやや反発した。
金価格も27日早朝に4001.60ドルまで下落したが、午前9時30分の時点では前日の終値とほぼ同水準の4039.60ドルで推移している。
サクソバンクでコモディティ戦略責任者を務めるオーレ・S・ハンセンは、銀が「かつての勢いを明らかに失っている」と指摘した。さらに、金と銀の価格差が拡大していることに触れ、この傾向が続けば最終的に「銀価格が40ドル台前半で取引される可能性がある」との見方を示した。
ハンセンは最近の価格下落について、経済成長をめぐる懸念や相場の下落に追随する売りが要因だと分析し、銀価格が回復するかどうかは「貴金属市場全体が再び勢いを取り戻せるかどうかにかかっているだろう」と述べた。
また、ActivTradesのディレクター兼CEOであるリカルド・エバンジェリスタはロイターに対し、金と銀は「ドル高と米国債利回りの高止まりによる下押し圧力を受けている」と語ったほか、今週にFRBの金利決定が控えていることにも言及した。



