アンソロピックは米国時間2026年10月26日、IPO(新規株式公開)に向けた登録届出書「S-1」を提出した。届出書によると、2026年9月に同社で作成されたプログラムコードの90%超を、自社開発のAI「Claude」が書いていた。
Claudeが次世代AIの研究・設計・開発を担う
アンソロピックは、自社のAIを使って次世代モデルを研究、設計、開発する取り組みを広げている。自社のAIが新たなモデルの開発を支え、改良されたモデルをさらに次の開発に役立てる仕組みを「closing the loop(AIによる改良の循環をつくること)」と呼ぶ。S-1には「Claudeそのものが、当社の進歩を促す最も強力な原動力の1つになった」と記している。
Claudeは実験を実行して訓練データを生成し、AIモデルの評価や安全性を検証する監査を自動化している。アルゴリズムの改良も支援しており、アンソロピックは計算資源をより効率的に使えるようになったと説明している。
アンソロピックの売上高と営業損益
アンソロピックの2026年上半期の売上高は163億ドル(約2兆5660億円)、営業損益は6億9300万ドル(約1090億円)の赤字だった。2026年第2四半期には初めて四半期営業黒字を達成し、営業利益9億7400万ドル(約1530億円)を計上した。上場は2026年10月26日から数週間以内に予定されている。S-1の提出によって、株式市場の投資家は同社の財務内容を初めて把握できるようになった。



