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ビジネス

2026.10.25 13:00

ガートナー発表、2027年に向けた戦略的テクノロジートレンド「10選」 生体コンピューティングも選ばれる

IB Photography - stock.adobe.com

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ガートナーは米国時間2026年10月20日、2027年の戦略的テクノロジーの10大トレンドを発表した。発表の場となったのは、米フロリダ州オーランドで開かれたIT部門責任者向けの会議「Gartner IT Symposium/Xpo」だ。

10項目は、企業の技術部門が直面する3つの課題に対応する。AIの能力を文章以外の領域へ広げること、自律的に動くシステムを管理すること、事業環境の変化に対応できる技術基盤を設計することだ。ガートナーは、10項目を「文章以外の情報を扱うAIの活用」「自律型AIエージェントの基盤を統制する」「変化に対応できるシステムの設計」という3つのテーマに分類した。企業によるAI活用が進むにつれ、AIモデルの能力だけでなく、モデルを支える情報、管理の仕組み、インフラにも目を向ける必要がある。

数値・音声・物理環境へ広がるAIの活用範囲

数値分析、音声によるやり取り、物理環境の理解を支えるAI技術によって、企業がAIを使える業務はさらに広がる可能性がある。予測、顧客対応、シミュレーションなどが想定される用途だ。

(1)数値分析に特化した大規模定量モデルの用途

大規模定量モデル(large quantitative models、LQM)は、数値情報の分析に特化したAIモデルだ。金融リスクの評価、サプライチェーン(供給網)の計画、エネルギー需要の予測など、数値に基づく判断が必要な業務に使える可能性がある。ガートナーは、現在は大規模言語モデル(LLM)が担っている経営上の重要な予測や、業務の流れを数値でモデル化する作業の4分の1超を、2030年までにLQMが代替すると予測している。

(2)会話の流れを理解する音声推論モデル

音声推論モデル(speech reasoning models)は、音声を解釈し、会話の流れを把握して、音声によるやり取りを高度にするためのAIだ。利用者の要求を聞き取るだけでなく、追加の質問や状況の変化、会話中の誤解にも対応することを目指す。ガートナーは、2030年までに企業の音声によるやり取りの70%超を、音声推論モデルが人の介入なしに処理すると予測している。

(3)行動の結果を事前に予測する世界モデル

世界モデル(world models)は、現実世界や仮想環境の状態をAIが学習し、行動を起こす前に起こり得る結果を予測できるようにする技術だ。ロボットに利用すれば、自律的に動く機械が周囲にどのような影響を及ぼすかを事前に見積もれる。企業は、経営資源を投入したり、現実世界で行動を起こしたりする前に、シミュレーションを意思決定に役立てられる可能性がある。

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