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AI

2026.10.26 17:15

ChatGPTとGeminiで4倍差、AI検索を過信してはいけない理由

Tada Images - stock.adobe.com

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ChatGPTとGeminiはAI検索でよく使われる人気サービスの2大巨頭だが、その検索方法にはそれぞれに特徴がある。AIO対策事業などを展開するバクリは、その違いを銀行口座や預金に関する質問を使って検証した。すると、それぞれの相違点と類似点がよく現れた。

バクリは、銀行の口座および預金に関する質問485件をChatGPTとGeminiに2回ずつ出し、回答の根拠として参照したサイトを集計した。その結果、どちらも参照した割合がもっとも高かったのは金融機関の公式サイトだった。ChatGPTは82%、Geminiは54%と割合に多少の差はあるが、主要な参照先であることに変わりない。

両者が金融機関の公式サイトで閲覧したのは、口座開設、定期預金、相続手続きといった商品や手続きの案内ページで、どちらも70%台でほぼ同じ。それに加えてGeminiはコラムや解説記事も読んでいた(12%)が、ChatGPTではそれらの割合は1%だった。

大きな違いが出たのは、2番目のメディアと他業種の記事だ。ChatGPTは9%とほとんど見ていないのに対して、Geminiは38%と大いに参考にしている。その差は4倍以上。

2位と3位は、ChatGPTでは公的機関や業界団体が8%、SNSやQ&Aが0%。GeminiではSNSやQ&Aが3%、公的機関や業界団体が2%と、ほぼ似通った結果となった。

また、金融機関以外のサイトの参照割合もChatGPTとGeminiで大きな違いが出ている。さらにChatGPTは質問によっても割合が変わる。「おすすめ」を聞くと、公的機関が18%、メディアが72%となるが、手続きやトラブルに関する問題など「おすすめ」以外の質問では公的機関が76%と跳ね上がり、メディアは22%に落ちる。Geminiはどちらの質問でも公的機関の割合は5%と非常に低く、ほとんどをメディアに頼っていた(82%)。

ただGeminiも、質問によってメディアを参照先とする割合が変わる。定期預金の質問ではマネーメディアを参照し、その割合は73%、相続手続きでは相続関係の事務所や専門サイトで87%、外貨預金では海外送金などのサービス事業者で34%という具合だ。

この検証では同じ質問を2回ずつ行っているが、ChatGPTもGeminiも、2回とも同じページを参照した割合は20%前後と少ないことがわかった。サイト単位では2回目も同じところを参照した割合は、ChatGPTが48%、Geminiが37%とやや増える。さらに、質問に都道府県名を含めると、その地域の地方銀行や信用金庫などの地元金融機関のサイトを参照する割合がぐっと高くなる。

バクリはこの調査結果を、金融機関のWeb担当者向けに公開しているが、一般ユーザーにも大いに参考になる内容だ。ChatGPTとGeminiのクセというか検索の傾向が違うことがよくわかった。少なくとも金融機関に関するAI検索を行うときは、ChatGPTとGeminiの両方に、2回以上聞くのがよさそうだ。その他の質問でも、おそらくChatGPTとGeminiでは回答の傾向が異なると思われる。1つのモデルやサービスで満足しないことが大切だ。

出典:バクリ AIで顧客に選ばれる銀行は何が違う?金融機関のサイトの次にAIが読むメディアの割合はChatGPT9%、Gemini38%【485問・1,940回答を独自調査】

口座・預金の質問でAIが読んだサイトから見えた「選ばれるためのAI対策」を徹底解説

文 = 金井哲夫

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