ウクライナからの報告。1699日目。
ロシアによる各地への攻撃が続く
ロシアが18日から19日にかけての夜、キーウに対して行ったミサイル攻撃では、地元当局によると21歳の女性1人が死亡し、8人が負傷した。ビタリー・クリチコ市長は、ソロムヤンシキー地区で25階建ての集合住宅が被害を受け、5人が負傷したと明らかにした。同地区のほか、デスニャンシキー地区とドニプロウシキー地区でも被害が報告された。攻撃で鉄道インフラも損傷し、地下鉄のチェルニヒウシカ駅とリソバ駅が一時閉鎖された。
ソロムヤンシキー地区の医療センターでは、爆風によって医療機器や建物内部が損傷し、200枚以上の窓ガラスが割れた。センターは診療の一時停止を余儀なくされた。市の保健当局によると、攻撃時に施設内に患者はおらず、職員も無事だった。診療予約は取り消され、医療従事者は一時的にほかの医療施設に配置転換された。
一晩で電力施設10カ所超が被害を受ける
ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシアによる18日から19日にかけての夜の攻撃でエネルギー施設10カ所超が被害を受け、少なくとも55万世帯が停電したと明らかにした。この夜にエネルギーインフラが攻撃された州は、東部のハルキウ州、中部のビンニツャ、キーウ、ジトーミル、キロボフラード各州、西部のボリーニ、フメリニツィキー、テルノーピリ、リウネ各州、南部のミコライウ、オデーサ両州。被害を受けた施設では復旧作業が進められた。ゼレンスキーによると、ロシアはキーウ市とキーウ州に対して弾道ミサイル16発を使用した。
ウクライナ空軍は、ロシア軍はこの夜の攻撃でミサイルのほか、ドローン(無人機)269機を発射したと報告している。暫定評価によれば、ウクライナの防空部隊はイスカンデル-K巡航ミサイル4発、ドローン243機を撃墜するか無力化した。25カ所で着弾が確認され、別の8カ所に残骸が落下した。
前の夜にも、ビンニツャ州やジトーミル州、フメリニツィキー州、オデーサ州の変電所が攻撃を受けていた。ゼレンスキーは18日、ドナルド・トランプ米大統領が11日に「エネルギー停戦」を発表して以降、ロシアはウクライナのエネルギー部門と石油・ガス部門を76回攻撃したと述べている。
ウクライナはロシア国内の石油施設に対する攻撃を再開する
ウクライナは18日、サンクトペテルブルク市内とその周辺にある複数の石油貯蔵施設や物流拠点1カ所、データセンター1カ所をドローンで攻撃した。市当局によれば、ペテルブルク石油ターミナル、ルチー石油貯蔵所、複数の工業用倉庫で火災が発生した。ロイター通信によると、ロシアの電子商取引(EC)企業オゾンは自社の物流拠点で火災が発生したと発表し、インターネット企業VK(フカンタークチェ)はレニングラード州にある自社のデータセンターがドローン攻撃を受けたと明らかにした。ロシア当局によれば、サンクトペテルブルク一帯で1人が死亡し、15人が負傷した。



